【東大生】「激ムズ第2外国語」ロシア語を選んだまさかの理由って?
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数ある第2外国語のなかで「最高難度」とされるロシア語。前回の記事では、東大生に「ロシア語の本当に難しいところ・実は簡単なところ」についてアンケートを実施した。(前回記事はこちら→『「激ムズ第2外国語」筆頭!東大生が語るロシア語の本当の難しさって?』)。
今回、同じ東大生10人に「ロシア語を選んだ理由」と「ロシア語あるある」を聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。
■東大生がロシア語を選んだ理由。まさかの回答も!
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まずは「ロシア語を選んだ理由」。興味・関心や「将来のため」という回答が多く見られる一方、驚きの答えも見られた。
Q. どうしてロシア語を選択したのですか?
「ロシア文化に興味」
「東欧とシベリアの魅力」
「世界史でソ連が面白い」
「シベリア鉄道でロシアを横断したい」
など興味・関心から選んだ人もいれば、将来を見据えての選択をしたこんなケースも。
「マイナー言語でありながら、ロシア自体は影響力の大きな国なので、自分の武器になるかとおもったから」
「国連公用語を全部まなんでみたくて、一番とっかかりづらいのを選んだ」
はたまた、ビックリするような答えも。
「キリル文字が可愛いから」
「どれでもいいやと思い、コインを振ったらそうなった」
「選択の参考のために付された各言語の紹介文のなかで、ロシア語の紹介文がとびぬけて面白かったから」
なんといってもMVPは「コイン振ってロシア語」。考えても仕方がないからコインで決めちゃえ、という姿勢はかえって清々しささえを感じられる。
■ロシア語あるあるを聞いたら「キリル文字ネタ」だらけ!
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続いて、東大生の「ロシア語あるある」だ。
ここで言う「あるある」とは、その言語を学ぶ人たちにとっての「よくある経験談・習慣」のこと。
ロシア語選択者にとっての「あるある」を聞いてみたところ、キリル文字にまつわるエピソードが次々に挙げられた。
Q.ロシア語を学ぶ人にとっての「あるある」があればお聞かせください。
「やたらキリル文字で色々書きたがる」
ロシア語で使われるキリル文字には「д」や「э」などユニークな文字が多いからか、「思わず書きたくなる」という意見があった。
一番多かったのは「英語を読み書きするときに混同してしまう」という回答。
「NをИと書いたりしてしまう」
「キリル文字になれすぎてかえって英語が読めなくなる。СとかНとか」
「英語を読んでるときにCをS、YをUと間違えて発音してしまう」
「英語を書いているとき小文字のtをm(ロシア語の筆記体で小文字のtがm)と書いてしまう」
「KNOCK(ノック)を街中で見かけた友人は無造作にキオスクと読んでしまっていた」
キリル文字には一般的なアルファベット(ラテン文字)と同じ形のものも多くある。しかし、形が似ていても音が対応していない場合もよくあるので、ロシア語に慣れると英語を上手く読めなくなってしまうことがあるらしい。
似てるようで全く違う2つの外国語を学んでしまうと、東大生とはいえスイッチの切り替えに苦労するようだ。