慶大生とバングラデシュの工場がコラボした「To2Bag」がオシャレ!
スッキリしたデザインのかわいらしいトートバッグ。実はこれ、とある国の貧困と劣悪な労働環境に解決するべく日本の学生たちが作ったものなんです。
風合い豊かなこのクラッチバッグもその仲間です。
そのプロジェクトの名前は「To2Bag」。慶應義塾大学の学生たちがバングラデシュの工場と手を組んで企画・販売しています。
■ソーシャルビジネスプロジェクト「To2Bag」ってなに??
「To2Bag」とは、慶應義塾大学公認の学生団体「S.A.L.」が運営する、ソーシャルビジネスのプロジェクト。
ソーシャルビジネスというのは、環境・貧困などの社会的課題を、ビジネスの手法で解決していく活動のことです。無償で行われるボランティアなどとは違い、対等に金銭をやり取りするため持続的に活動できるというのが特徴です。
「To2Bag」の「To2」には「To Japan」と「To Bangladesh」の2つの意味が込められています。バングラデシュはインドの東に位置する熱帯の国。発展途上国の1つで、現在貧困や劣悪な労働環境が問題となっています。一方日本では、学生が国際協力に対し敷居が高いと感じてしまっているという現状があります。この双方の課題を解決することが「To2Bagプロジェクト」の狙いです。
■大学生の「欲しい!」を追求
「To2Bag」では学生の「欲しい!」という気持ちを大事にしているのが特徴です。
冒頭に上げたように、機能性とデザインは大学生が「欲しい!」と思えるものを追求。プロジェクトを運営する学生は自らバングラデシュに赴き、更にはSkypeでの会議も通してバングラデシュの工場の方々と共にバッグを作ったのだそう。
使いやすさはもちろん、男女ともに使えるデザインであることも意識されています。
▲トートバッグには、スマホや定期入れが入るポケットが2つついています。マチつきなのも嬉しいところ。
▲パソコンケースとして使えるクラッチバッグは、クッションもしっかりしているので安心してパソコンを入れられます。
結果、学生のニーズにストレートに答える商品ができたのです。評判も上々で、バッグの売り上げは1400個以上!
気になる価格はトートバッグは1300円、クラッチバッグは1500円(それぞれ送料込み)。
学生は手ごろな価格で機能的なバッグが手に入る。そして、支払ったお金はバングラデシュで働く人たちが搾取されず賃金を得られるように、よりよい環境で働けるように使われます。
自分が欲しいと思って買ったということが、社会のためになる。無償の募金やボランティアは気恥ずかしい、ハードルが高いという人でも、こうしたソーシャルビジネスの形ならば気軽に社会貢献できるのではないでしょうか。
第1弾のトートバッグ、第2弾のクラッチバッグに引き続き、第3弾の企画も進行中なのだとか。気になった人はオンラインまたはS.A.L.のメンバーまでお買い求めください。
「To2Bag」HP: http://to2bag.com/
「To2Bag」オンラインショップ:https://to2bag.stores.jp/#!/
「To2Bag」ZOZOMARKETページ(クラッチバッグのみ購入可能です):http://market.zozo.jp/#!/stores/to2bag/items/52ee16588a5610bd4b000d07
慶應義塾大学公認団体「S.A.L」HP: http://salkeio.com/