学生でも本を出せる!「出版甲子園」が本にしたいアイディアを募集中
※当サイト「Gaku-yomu」の姉妹団体である出版甲子園実行委員会による記事です。
下記の内容は2015年のものです。2016年の情報はこちらからご覧ください。
上のポスターに映っている24冊の本。学習参考書からエッセイまで、様々なジャンルのものがそろっています。
これらの本、実は全て「出版甲子園」というイベントを通して、学生によって書かれたもの。しかも自費出版ではなく、出版社を通して商業出版されています。つまりAmazonで注文できるし、書店で買うこともできるのです。
このように、学生の出版を応援する「出版甲子園」。その内容をご紹介します!
■学生のアイディアが本になる!
▲昨年度行なわれた第10回決勝大会の様子。観客の皆さんが、面白いと思った企画の色の紙をあげています。
出版甲子園は、早慶東大を中心とした大学生らにより運営されている出版企画コンペティションです。
2015年度は2月9日から6月28日まで、全国の学生から「本にしたい企画」を募集し、それらを団体メンバーとプロの編集者で審査。その際には、団体メンバーが企画のブラッシュアップも行ないます。
そして、審査を通過した企画の応募者は、11月に東京で行われる「決勝大会」に出場し、有名出版社の編集者や書店員の前でプレゼンバトルを繰り広げます。
このイベントの最大の魅力は、「学生でも出版社から本を出せる」ということでしょう。
名の通った出版社から本を出すことができるというのは、それだけ沢山の人の目にふれる機会が多くなるということ。これは、学生一人の力ではなかなかできません。
■これまでに出版された本たち
これまで出版甲子園を通して、24冊もの本が出版されています。
その中の『凡人内定戦略』は、累計14000部発行の就活本。軽妙な文体でおもしろくもわかりやすく就活の流れを説明しています。
『マジでガチなボランティア』はチャラい医大生が本気でボランティアに取り組んだエッセイ。初版12000部発行のうえ、なんと映画化までされました。
この他にも、累計50000部発行の学習参考書『東大生が書いた つながる英文法』や、電子書籍化されたサブカル本『大日本トイレ奇譚』など、多様なジャンルの本が出版されています。
■応募資格・方法は?
応募資格はただひとつ、「学生であること」だけ。学部生でも、大学院生でも大丈夫です。
募集しているジャンルは、学習参考書・実用書・サブカルチャー・エッセイの4ジャンル。文芸作品は募集していないので、ご注意ください。
2015年度の募集締切は6月28日(日)。まだまだじっくりと企画を練る時間はあります。
応募は、フォームに必要な情報を記入して送信するだけ! 企画が具体的に固まらないからといって諦めることは全くありません。
もっと詳しい情報や応募フォームは、出版甲子園公式サイト特設ページにて。
もともと「本を書いてみたい」と思っていた方、豊かな経験やスキルがある方、趣味への愛が深すぎる方。なにより「世に何かを発信したい」と思っている方にはもってこいのイベントです。
学生の皆さん、自分にしか書けない本のアイディアがあれば、応募してみてはいかがでしょうか。