自己PRネタがなくても内定が取れる就活本?!「凡人内定戦略」がすごい!
本日6月1日、マイナビ2017、リクナビ2017がオープンしました。2016年卒の就活もどこも面接の段階に入り、ちらほらと内定者が出てくる頃でしょう。
このようななか、大学3年生をはじめ、迫る就活に不安を覚える人も少なくないのではないでしょうか。
就活の話題になると、多くの人が口にするのが「俺、資格持ってないし……」「自己PRするネタなんかないよ……」「私、凡人だし」という言葉。
確かに、体育会や留学経験者、TOEICハイスコアラーなど、就活における強敵はわんさかいます。
しかし、諦めるわけにはいきません。そんな不安を抱く人たちに、うってつけの本があります。
それが、『凡人内定戦略』(武野光著/中経出版)です。
■著者は「凡人学生」!
著者の武野光さんは元凡人学生。
本文中の言葉を借りるなら、
・英語ができない(語学の単位は3回も落とした)
・中流家庭でコネはナシ
・まともな資格は車とバイクの免許だけ(しかも詳しくない)
・部活してない(というかサークルすら入ってない)
・大学4年間勉強したのはロシア語の『ムイシストラー』(僕のお姉ちゃん)くらい
・推薦入学(筆記試験はチンチンぷんのカンカンぷん)
・大学でできた友達は片手で数えられる(3人以上になると喋らなくなる)
・インターンシップなどの活動経験もナシ
・高校時代、綾小路きみ○ろに似ていると言われていた
(同書6ページより引用)
……こんな絶望的なプロフィールで就職活動を開始した武野さん。しかし、彼は100回以上の選考を経て「凡人でも内定がとれる方法」に気づき、見事複数内定を勝ち取りました。
この独自のメソッドが学生のための出版企画コンペティション「出版甲子園」で高く評価され、出版に至りました。
■ユーモアな語り口で独自のメソッドが綴られる
世の中に就活本は数多くありますが、本書はその中でも特に軽い語り口なのが特徴です。下手に自己啓発や精神論には頼らず、具体的に「自己PRのネタがない凡人」がどのように動けばいいかが書かれています。
それを実証する著者の実体験エピソードが多く盛り込まれており、「そもそも就活というものがイメージできない……」と不安に思う学生にとって、就活がどのようなものかイメージする手助けとなります。
また、この本は著者のブログ『無能の就活。』を書籍化したもの。元々がブログなので1つの章が短く、笑いながらあっという間に読めてしまいます。
※画像はスクリーンショットです。
■就活生なら誰もが思う疑問に答える
「インターンって行くべき?」「合同説明会って行くべき?」「学歴差別も顔面差別も存在するんでしょ……?」
などなど、大学生なら誰もが思ってしまう疑問。
それらに丁寧に答えていくのが『凡人内定戦略』です。
ナビサイトに踊らされ、「みんながやっていることを自分もやらなくては」という不安で無駄な労力をかけてしまう学生をバッサリと斬っていきます。就活生がハマりやすい落とし穴の対処法を身に着けておくことで、賢く無駄のない就活をすることができるのです。
就活開始から自己PR作り・企業研究・エントリーシート・面接・複数内定獲得までをこの1冊でしっかりサポートしてくれます。
凡人凡人と言いましたが、この本は輝かしい実績を持つ「有能学生」が陥りやすい罠についても解説されています。
内定が取れる自信がある!と思っている人も、その自信を確実なものにするために本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、更に実践的な内容に踏み込んだ『凡人面接戦略』も好評発売中です。
また、この本が誕生するきっかけとなった「出版甲子園」は今月28日まで絶賛企画募集中。
詳しくは過去の記事やHPへ。
文/古今日子