飲み会は社交場だ!~下戸が飲み会で得をする方法
photo by Takuma Kimura
7月は飲み会シーズン。先輩と後輩、教授と学生、もしくはOBと現役会員が互いに酒を酌み交わし、何時間も語り合う……なんてこともあるかもしれない。飲み会が楽しみという人も多いだろう。
しかし、飲み会が憂鬱でならない人も中にはいる。下戸の人たちだ。周囲が酒を飲んでいるのに、自分は酒が飲めない…… 場の雰囲気にいまいち溶け込めないからと、飲み会を避けている下戸の人もいるかもしれない。
皆さんは、飲み会で酒を飲まなければ得することができない、なんて思っていないだろうか。酒を飲まずとも、工夫をすれば飲み会で得をできるのだ。
そこで今回は、下戸が飲み会で得をする方法を紹介したい。
行くべき飲み会を見極めろ!
photo by Jun OHWADA
冒頭でも述べたとおり、7月は飲み会のシーズンだ。ゼミ、サークル、バイト先など様々なコミュニティで飲み会が行われる。
ゼミに入っていて、サークルもいくつも掛け持ちしていて、さらにバイトもしていて、全部の飲み会に出るとなったらどのくらいの数になるだろう。全てに出ていたらお金が一瞬にしてなくなる。
ここで重要なのは行くべき飲み会を見極めるということだ。
見極める一番のポイントは「誰が来るか」というところにある。ゼミやサークルの飲み会では社会人のOBに注目しよう。
これからの大学生活や就活において貴重な話を聞くことができる上に、頻繁に会うことができないという希少性がある。特に自分の興味ある分野に就職したOBが来るなら、その飲み会を最優先すべきだ。
下戸にとって飲み会は「社交場」だ!
photo by Nova
飲み会の一番のメリットは酒を飲めることではない。酒なんて1人でも飲めるだろう。飲み会で一番重要なのは人と話すことだ。
なるべく多くの人に話しかけて、さまざまな意見に耳を傾けることに徹しよう。飲み会では普段寡黙な人が、酒の力でやたらと話してくれることもある。普段関わっている人の意外な一面に触れることもできるかもしれない。
だんだん話が尽きてきたと思ったら、席を移動しよう。2時間、場合によっては朝までの飲み会で同じ人とずっと話し合うのもいいが、たいていは話が尽きてくるものだ。
誰と話せばいいかわからないという人は、近くにいる、飲み会の場で一番目上の人かあまり話したことない異性を探せ。
飲み会の場で一番目上、つまり教授か店長かOBは、仲良くしていると困ったときに相談に乗ってもらえる。飲み会では優先的に話に行くべきだ。
異性は言うまでもないだろう。恋愛対象になるかは別にして、異性と話していると同性とは違った視点がわかっておもしろい。気になる異性がいるならこの場でアタックするのも手だ。
飲み会に積極的に関われ!
photo by Norio NAKAYAMA
自分が下っ端の方なら積極的に動いた方がいい。店員を呼びに行く、目上の人に酒を注ぐなどやることはたくさんある。積極的に動けば動くほど、「あいつは気が利くな」と先輩からは気に入られるものだ。
もし余力があれば、幹事や会計など飲み会で仕切るポジションに付いてみるのもいい。「自分は仕切るポジションだから飲みすぎるわけにはいかない」と酒を控える理由も作れるし、うまく運営できれば評価も上がる。
下戸が飲み会で得をするためには、飲み会にどのように関わっていくかを考えることが必要である。
酒を飲めない分、積極的に周りの人から意見を吸収したり、目上の人からの評価を上げたりして得をすればいいのだ。
飲み会が憂鬱だという下戸の皆さんもこの方法を試してみてはいかがだろうか。
文/貝殻良太