アクティブな女の子のオトし方。【ビ女をオトしたい/第1回 釜谷あすりさん】
「彼女がほしい。」
大学4年生、就活と卒論に追われ、ビアバーでのアルバイトもこなす、「彼女いない歴=年齢」の僕は、毎日そんなことを悩んでいる。
みなさんは「祈られ女子」という言葉をご存じだろうか。
あるネット記事によると、異性から好印象を抱かれながらも恋愛には発展せず、「きっと良い人見つかるよ!幸せになってね!」と「お祈り」されてしまう女の子を言うらしい。(参照記事:可愛がられるのにモテない…”祈られ女子”って!?)
僕は「祈られ男子」である。
女の子の友人は多く、
「○○君って優しくて面白いのに、なんで彼女いないの?もったいないなー。」
とよく言われながら、
「○○君って彼氏にしたいかと言われるとなんか違うんだよね」
「でも絶対に良い人見つかるよ!応援してる!」
などとすぐに祈られるのがいつものパターン。「なんか違う」って、なんだよ。
就活のお祈りメールよりもよっぽど理不尽なお祈りに心を砕かれ、彼女ができない現実に悩む日々を僕は過ごしていた。
そしてひらめいた。「女の子をオトす方法は、女の子に聞けばいい」と。
ビアバーで働く僕には「お酒」という武器がある。女の子においしいビールを出しながら、どうすれば女の子をオトせるかを直接聞けば、彼女をつくる方法を学べるのではないか。
ほろ酔い気分なら初対面では話しづらい恋愛観も話してくれるかもしれないし、なにより、酔った女の子はかわいい。
本企画では、ビールを飲んでほろ酔い気分の女の子、すなわち「ビ女」のかわいさを堪能しながら、恋に悩む男子大学生に役立つ情報を聞き出していく。
第1回のビ女は、釜谷あすりさん。
この春に大学を卒業したばかりの社会人1年目。在学時からミスコン出場、ダンスユニットPUCH1BYとして国内外のダンスイベントへの出演、モデル業などをこなしてきたほか、学生団体としても活動していた、アクティブなビ女。大きな目と柔らかな笑顔がとってもかわいい。
はやく酔ったところが見たい。ということで、注文をとる。
――お酒はお好きですか?
あすり:はい!弱いけど好きです笑
――どんなお酒飲みます?
あすり:ビールも最初の一杯とかで飲むけど、よく飲むのは梅酒とかかな。甘い系!
――甘い系、でしたら「ベルヴュー・クリーク」がおすすめです。
▲「ベルヴュー・クリーク」:ビールにさくらんぼを漬け込んで熟成、発酵させた、ベルギーのビール。香りも味も甘酸っぱく、色もルビー色でとってもかわいいので女性には特におすすめ。
あすり:ん~美味しい!甘い!ビールじゃないみたい!
喜んでもらえてなにより。
かわいい女の子が美味しそうにビールを飲む姿を見ていて、早くもインタビューがどうでもよくなってきた。それではまずいので、はじめにあすりさんの活動について聞くことに。
――社会人になられて3か月くらいですけど、今は何のお仕事をされているんですか?
あすり:今は2つの仕事をやっているんだけど、関西を拠点にいろいろな企画やマーケティングに関わる仕事をメインにやっています。
もうひとつはモデルとダンスのお仕事で、こっちは東京中心。会社や事務所には入らずに、フリーでやってる。
――モデルやダンスのお仕事は学生時代から続けていらっしゃいますよね。学生時代について改めてお聞きしたいです。
あすり:色々やってた!ダンスは大学1年のときにPUCH1BYを結成して、都内のダンスイベントから韓国や上海のショーにも出て、いまはソロでもやってる。「ZUMBA」っていうフィットネスの国際インストラクターもしていて、これは今でも続けています。ほかにはイベントの司会をやったり、カメラにも興味を持って女の子を撮ったり、資生堂さんの企画でスタイリストをやったこともあるよ!
Youtubeより
――ホントに色々やってるんですね(笑) これから新しく挑戦することもあるんですか?
あすり:それはナイショかな(笑) でも、「自分が楽しくて、相手も楽しくさせる」っていうことにはこだわりたいって思ってる。そういう仕事なら何でもやっていきたい。
モデルやダンサーとして自ら前に出ていく仕事から、スタイリストをはじめ、自分以外の女の子を輝かせる仕事まで、幅広い活躍。素直に自分のやりたいことに突き進み、自慢していい経歴を少しも鼻にかけずフランクに話す姿は、とっても魅力的だ。そして何より、かわいい。
あすりさんのようにアクティブな女の子は、どんな男子に惹かれるのか。いよいよ本題に入る。
■男子のリードは気遣いの象徴
――ガッツリリードしてくれる男子か、女の子に合わせて優しく尽くしてくれる男子か、どっちが好きですか?
あすり:優しさももちろんほしいけど、どっちかって言われたら絶対ガッツリ!!
――その心は?
あすり:私、色んなことやっているけど、つまりは優柔不断なのね(笑) 。観たい映画が何本かあって決められないときとか、男の子から「じゃあ今日はこういう気分だからこれ!来週別の観たくなったらもう一回来ようよ。」みたいな提案をしてくれたらすっごい嬉しくなっちゃう!私が選びやすいように選択肢を与えてくれているんだなって優しさを感じる。選択肢を絞ることで、男の子自身がどうしたいっていう意思も含まれてるし、そういうリードって、気遣いの象徴だと思う。食事のメニューをスパッと決めてくれるのとかも◎。
■回りくどくても誘われたらうれしい
――好きじゃない男の子からデートに誘われたら行きますか?
あすり:行きます!「この人、自分に興味持ってくれてるんだ!ありがとう!」ってなる(笑)。
――「こんな風に誘われたら嬉しい」っていう誘い方ってありますか?
あすり:基本的に誘われたら全部嬉しいなー。メールよりは直接言ってほしいけど、LINEでもテンション上がる。「今度うちのバーに美味しいビール入ったから、一緒に飲まない?」みたいにさらっと誘ってくれるのも好き。
――「○○があるから一緒に行こうよ」って誘い方、よく使われますけど、何かの口実で誘うのって少し回りくどい言い方じゃないですか。ストレートじゃない誘われ方でも嬉しいっていうのはちょっと意外ですね。
あすり:私が新しい物好きだから、男女関わらずそういう誘いは嬉しくなっちゃう(笑)。 けど、男の子から誘われたときは「恋愛感情もあるのかなー」なんてこともちょっとは思いながら、その気持ちを含めて嬉しくなる。男の子も勇気出して言ってくれてると思うから、「ありがとう」と「私を誘ってくれるこの人はどんな人なんだろう?」って知ろうとする気持ちで応えよう、って思う。好奇心旺盛な女の子にはガンガン使っていい誘い方じゃないかな。
モテない男子は女の子を誘ったとき、「本当に喜んでくれてるのかな?」「脈あるのかな?」などと変に勘ぐってしまいがちだ。
けれども、女の子の「行きます!」というかわいい反応を素直に信じて、どんどん誘った方がいいのかもしれない。
むしろ、変に勘ぐる暇があるなら、その子が興味ありそうなことにアンテナを張って調べることに時間をかけた方がよっぽどよさそうだ。
■男子からのお誘い、女子はココを見ている!
――でも、誘っただけで来てくれるってことは、「デートに行けるから脈アリ!」とか、ぬか喜びしちゃいけないってことですよね。
あすり:そうねー、誘われたら嬉しいし、デートには行くけど、女の子はその分見てるからね。
――「見てる」というのは?
あすり:この人はハンカチ持たない人なんだなーとか、爪ささくれ立ってても放っておく人なんだなーとか。「誘ってくれた人のことを知りたい」って思う分、細かいとこまでよく見てるよ。特にランチのときに私はチェックするかな(笑)。
――シャツにしわがついたまま着てるとか?
あすり:うん、もったいない!って思っちゃう。それで完全にその人がアウト!って断言はしないけど、そういう細かいところをおろそかにしちゃう人なんだなって思うようになる。小奇麗にしておくのはとっても大事よ!!
――気をつけます(笑) 逆にいいところも見てる?
あすり::見てる!さっき言ったみたいなガッツリリードしてくれるところが、食事のシーンとかで垣間見えるとキュンってなる!
■男子にもあざとさが必要?!
恋バナが盛り上がってきたので、ここで僕の悩みをぶつけてみる。
――僕、男として意識されないんですけど……男らしさって何なんでしょう?
あすり:私にとってはガッツリリードしてくれることだけど、男の子はそれをアピールしなさ過ぎるのかも。中途半端だとカッコつかないし、わかりづらくて女の子が気づかないかもしれない。カッコ悪いとか恥ずかしいとか思うかもしれないけど、「私のことを思ってリードしてくれてるんだ」って女の子に思わせたいなら、もっと大げさに見せびらかすつもりでいいんじゃないかな。
気遣いは人それぞれだが、僕の場合、相手に気づかれないよう、極限までさりげなく気遣うことを心がける。別に見返りを求めて気遣ったわけじゃないのに、「ほら、今あなたに気を遣ってあげたの、僕って優しいでしょ?」みたいないやらしさがにじみ出るのがすごく嫌なのだ。
しかし恋愛においては、男もあざとく、いやらしく狙っていくこともある程度大切らしい。
――恋に悩める男子大学生である僕に、何か一言お願いします(笑)。
あすり:ガッツリが好きな女の子は多いし、女の子はそういう言葉や行動を、口には出さないけど待ってるものだと思う。そこにガツっと付け入るのも大事だよ。
――ありがとうございます。じゃあもう一言、釜谷あすりをオトしたい世の男の子に!
あすり:ほどよい選択肢を与えろ!かな。デートにしても何にしても、私の希望を叶えるための選択肢を何個か提案してください。私のことを考えてくれていることも伝わるし、リードしてくれることに男らしさを感じるから。
記念すべき第一回のインタビューは、公私ともにアクティブな女の子の攻略法となった。
これから山西がどんな女の子に取材していくのか、本当に彼女を作れるのか、そして今後さらにアクティブに活躍していくあすりさんにも、読者のみなさんには期待していただきたい。
取材・文/山西和磨
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