タイプ別!読書が捗るコツ、教えます
年上の人から「学生のうちに本を沢山読め」と言われたことはありませんか?
確かに本を読めば頭が良くなりそう、だけどサークル活動や勉強に追われてばかりで本を読む時間がない……そんな方が多いのではないでしょうか。
今回は、本を読みたいけどなかなか読書に身が入らない方に、解決法をいくつか紹介します。
あなたはどのタイプ?
早速ですが、本を読めない理由として以下の3つが考えられます。
①読みたいけど忙しい
②読みたいけど疲れる
③読みたいけど溜めちゃう
あなたは①~③のうち、どれに当てはまりますか?
それではタイプ別に解決法を見ていきましょう。
①読みたいけど忙しい!キャンパスライフ謳歌型
大学生は常にサークルやバイトに追われるもの。本は読みたいけど気づいたら一日が終わっている……!そんなハードスケジュールなあなたには「自分の読書パターンを決める」ことをおすすめします。
一日の中でいつ、どこで、何ページ本を読むかをあらかじめ決め、それを続けることが大切です。一日1ページでもいいから毎日続ける、これが本を読む習慣をつける一番の方法です。
通学電車ではこの本、寝る前はこの本と、本を複数冊用意するのもオススメ。本を移動する手間が省けるので、「本を持ってくるのを忘れてしまった」という失敗も防げます。
最初は、短編集を読んでみるのもいいかもしれません。星新一の短編集や、いしわたり淳治の『うれしい悲鳴をあげてくれ』(ちくま文庫)など、たったの数ページで秀逸な展開を見せる物語はいくらでもあります。
▲星新一の『きまぐれロボット』(角川文庫)。懐かしさを覚える方もいるのではないでしょうか。(画像はAmazonより)
▲一時期、多くの本屋で平積みにされていた『うれしい悲鳴をあげてくれ』。全部で55編収録しています。(画像はAmazonより)
②読みたいけど疲れる!文章追っかけるの苦手型
文章を少しでも読むと眠くなってしまう。びっしり文字で埋まった分厚い本なんて耐えられない!読むことに苦手意識を感じるあなたには「自分に合った本を探す」ことをおすすめします。
「自分に合った本」とは何か?「自分の興味分野であること」は大前提ですが、その他にも文字の大きさやページ数も重要です。
あくまで一例ですが、ミステリー小説の世界に挑戦したい方は赤川次郎や東野圭吾の本から読んでみるのもいいかもしれません。文体に癖がなく、文章がすんなり頭に入ってくるので簡単に読破できます。比較的易しい本で慣れてから、難解な本に挑戦するのも一つの手です。
一方、フィクションが苦手で、新書や実用書を読んでみたいという方もいますよね。そんな方は、岩波書店のジュニア新書や河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズに手を出してみるのもいいかもしれません。ジュニア、14歳と書いてはありますが易しい文章で大人向けの内容を取り扱っています。
▲「14歳の世渡り術」シリーズの『14歳からの戦争のリアル』。堅そうなタイトルですが、中の文字は大きく、文章も易しいです。(画像はAmazonより)
「14歳の世渡り術」シリーズは他にも、『世界の見方が変わる「数学」入門』『はじめての聖書』など幅広いジャンルを揃えています。
こういった入門書は、より高度な専門書を読む前の練習として十二分に活用できます。ためになる内容を吸収しながら、文章を追うことに慣れてみるのもいいかもしれません。
③読みたいけど溜めちゃう!あれもこれもの欲張りさん型
「あれも読みたい」「これも読みたい」が積み重なって、気づいたら未読の本が棚にぎっしり……。そんな欲張りな方もいますよね。読書をしたい気持ちはあるけど「積読」してしまう方には「ちょっといい感じの読書ノートを買う」、これがおすすめです。
今、スケジュール帳で有名なEDiTが「READNIG EDiT」(¥1600+税)という読書ノートを出しているのは知っていますか?読了後の感想や心に響いた一文を書き留めるノート、素敵ですよね。読書ノートでモチベーションを上げることで、買うだけで満足していた本を開いてみるきっかけになるのではないでしょうか。
「READING EDiT」に限らず、気に入ったデザインのノートを見つけたら、それを読書ノートとして活用するのもいいかもしれません。
いかがでしたか?試験が終われば、もう夏休み。先週配信された「夏の文庫フェア」特集に合わせて、本を読む際の参考にしてみて下さいね。
文/城見島ほのか