「ビリギャル」カバーモデルが見守る出版オファー!? 出版甲子園決勝大会の魅力!
本を読んだことがない人はいないだろう。しかし、本がどのような形で生み出されるかはほとんどの人が知らない。多くの人が、本を読んだことはあっても、“本を作る過程”は見たことがないのだ。
しかし、本を作る過程を実際に知れるイベントが、11月22日に開催されるという。イベントの名前は「出版甲子園 決勝大会」。
一体、出版をどのような形で表現するイベントなのか、その内容に触れていこう。
(11月16日追記:イベントの日付が11月24日と表記されていましたが、正しくは11月22日です。お詫びして訂正いたします。)
■学生出版コンペの頂点を決める大会!
(昨年の決勝大会の様子。プレゼンをしているのは、昆虫の生態と恋愛を掛け合わせた企画を提唱した篠原かをりさん。彼女の企画は、先月「恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略」として書籍化された。)
学生団体「出版甲子園」は毎年、全国の学生から「本にしたい企画」を募集している。今年は、集まった計123企画の中からプロの編集者と共に「本にできそうな企画」を審査し、10企画にまで絞り込む。
「出版甲子園 決勝大会」は、そんな学生向け出版企画コンペ「出版甲子園」の頂点に位置している。選ばれた10企画だけが出場でき、決勝大会はこの中から日本一を決める大会だからだ。
10企画のファイナリストたちは、壇上で個性あふれるプレゼンを行い、自分の企画の魅力を最大限にアピール。プレゼンの相手は、来場した観客と、14人の審査員陣だ。審査員陣は、プロの編集者や書店員など、一線で活躍する出版業界人14人で構成されている。
決勝大会で審査員の目にとまった企画だけが、そのまま書籍化のチャンスを掴むことができる。そのため、話が苦手な出場者も、オファーを獲得するために何度もリハーサルを重ねて壇上に立つ。
観客からはプレゼンに対し拍手が送られる。審査員陣からは、プレゼンに対する率直な感想や鋭い質問が飛び、会場を湧かせる。編集者の発言は、現場の話も多く、イベントの醍醐味の1つともなっている。
■ゲストは「ビリギャル」カバーモデルの石川恋さん!
※出典:「ビリギャル公式サイト」スクリーンショット
「出版業界は興味ないから、編集者の話や企画者のプレゼンなんて興味ない!」
そんな人でもこのゲストが来ると聞けば、態度を変えるかもしれない。
今回のゲストは『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の表紙を飾った石川恋さん。表紙では金髪ギャル姿だった石川さんも、出版甲子園では清楚な黒髪姿を見せている。
当日の石川恋さんはどのような姿で現れるのか!? 出版に興味ない人でも注目できるポイントだ。
■個性あふれる今年の10企画一覧!
10月下旬、ついに123企画の中から勝ち上がった10企画が決定した。
1.みかん飯/東大みかん愛好会
2.あるばかな大学生が、激戦区新橋で居酒屋を経営する話/6代目居酒屋あるばか
3.“地下学生はどこへ行く。~女子高生が「愛」を見つけた場所~”/迫裕太
4.なぜ会いたくて震えるのか?/戸谷洋志
5.童話の中のすてきなごはん/こみほ
6.メカガールのススメ/矢部佐和子
7.あなたの周りにもいるはず!意識高い系のすべて/意識高い系研究会
8.日常から生命科学を解き明かせ!~答えましょう、思わず気になるその疑問!~/橋本 崇志
9.こうして私は蔵を継ぐ/蔵人の会
10.ぼくが京大吉田寮の「長老」になったわけ/椎名健人
この中から優勝するのはどの企画なのだろうか……? 具体的な企画内容は、出版甲子園のFacebookページで配信予定!
出版甲子園決勝大会
2015年11月22日(日) 14:00~
東京・代々木
国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール
入場は無料! 参加者には特典もあるかも……!? 気になった方は予約フォームからご予約を。
文/貝殻良太