寂しいクリスマスをおくる大学生にオススメの映画3選
(Photo by 樹/Tatsuru)
クリスマス。街はきらびやかに彩られ、人々は賑わい、恋人たちは愛を囁き合う日。でもやっぱり一定数いるんですよ、クリスマスに何の予定もなく家でひとり孤独に過ごす学生が。
今回はそんな寂しい人たちのクリスマスを少しでも有意義にするべく、「クリスマスにあえて1人で見たいオススメ映画」をご紹介します。
クリスマスをぶっ壊せ!『サタンクロース』
※画像はAmazonより
「サンタの正体はサタンだった!」
……というブッ飛んだ設定のB級ホラー映画。この映画に出てくるサンタは悪逆非道の殺人サンタで、いろんな場所に行ってはクリスマスに浮かれる人々を虐殺して回っていきます。
主演サンタは元プロレスラー
赤い帽子と服に白くて大きな髭、という恰好は我々の知るサンタそのものですが、その見た目はあまりにもマッチョ。なぜなら、このサンタを演じているのは元プロレスラーで世界ヘビー級チャンピオンのビル・ゴールドバーグだから。
その恵まれた体格と運動神経、そして培ってきたプロレスの技術により、アクロバットかつ鮮やかに人々の命を刈り取ります。最終的には口から火の玉を吐いたりもします。主人公たちははたしてこの怪物に打ち勝つことができるのか―――――。
ホラー映画ではありますが、どちらかと言えば「おバカホラー」なのでホラーが苦手な方でも大丈夫。ところでこの映画、主人公とヒロインがわりとイチャイチャしやがります。それが気に入らねえ!許せん!という方にはこちらをどうぞ。
『サンタが殺しにやってくる』
あらすじは以下。
幼少期のトラウマからサンタに異常な執着を持つ主人公は、生真面目過ぎて周りにバカにされる大人に成長した。
クリスマスを商売道具として食い物にする周囲に絶望した彼は、サンタに変貌する。良い人にはプレゼントを配り、悪い人には天罰を下すサンタに……。
※画像はAmazonより
この世には愛が満ち溢れている『ラブ・アクチュアリー』
※画像はAmazonより
「この世には愛が満ち溢れている」というナレーションで始まる、クリスマスの定番恋愛映画。クリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女の様々なラブストーリーを描く群像劇です。ひとつひとつの話は短いですが、それぞれが笑えたり、切なかったり、ほのぼのしたり、やきもきしたりとまさに「ラブコメ詰め合わせ」といった感じです。どの話にも共通しているのはとにかく面白い、ってことでしょうか。
聖夜に本作を1人で観る意味
本来この映画、恋人や家族と観るべきものだと思いますが、これをあえてひとりで、よりにもよってクリスマス当日に見ることに意義があります。
見終わったあとのハッピーな余韻に浸って自分が家で1人だという事実を忘れるのも一興、逆に「この世には愛が満ち溢れているんじゃないのか!自分のところには無いぞ!どういうことだ!」と自虐に陥るのもまた一興。「来年のクリスマスこそは…!」と自らを奮い立たせるのもいいかもしれませんね。
クリスマスをどうしても忘れたい方へ『ミスト』
※画像はAmazonより
主人公が息子とスーパーへ買い物に出かけると、突然謎の霧が迫ってきて、町全体を覆い尽くす。あたりにはパトカーや救急車のサイレンが響き始め、直後に店内に入ってきた男により霧の中に「何か」がいることがわかり、人々は店内に閉じこもる。そして人々は少しずつ不安と恐怖による狂気に憑りつかれてゆく……。
トップ・オブ・ザ・胸糞映画
ハッキリ言ってこの映画、クリスマスとは何の関係もありません。ではなぜこの映画をオススメするのか。それは、あえてネタバレしますが、とんでもないバッドエンドが待ち受けているからです。覚悟していてもなお心を抉られる絶望的な結末。
きっと観終わった後には「もう風呂入って寝よう……」という気持ちになり、クリスマスのことなんかどうでもよくなっているでしょう。クリスマスに孤独という絶望を忘れさせるのはそれを上回る絶望だけ!どうしてもクリスマスを忘れたい時のリーサルウェポンとしてどうぞ。
いかがでしたか。これでみなさんの寂しいクリスマスが少しでも慰められたらと思います。ちなみに筆者は、クリスマスは『ダイ・ハード』を観て過ごす予定です。無論1人です。