暇つぶしにも最適!新学期に訪れたい個性的な図書館
※この記事は明治大学フリーペーパー工房の『bootleg vol.27 autumn』からの転載(元のタイトルは「ひみつのとしょかん」)です。
新学期。バタバタしてしまってどこかで一息つきたいと考える人も多いだろう。そんな人におすすめなのが、個性的な図書館めぐりだ。一般的な図書館は勉強や調べもの探しの場でありがちだが、今回は純粋に読書を楽しめる図書館を紹介したい。
明大生の憩いの場! ブックカフェ槐多
最初の店は、京王線明大前駅から明治大学和泉キャンパスに向かう途中、歩道橋の手前の小さなビルに存在する。足元にちらりと見える本棚。不思議に思った人も多いだろう。そこはのんびりとした時間が流れるブックカフェだ。
蔵書の全てがオーナーのコレクション。昭和期の日本文学作品や美術関連の本が中心となっている。店長さんは「学生さん大歓迎です」と優しく微笑む。おいしいケーキとコーヒー、そして本。一息つきたいときに足を運んでみてはいかがだろうか。
Access 東京都世田谷区松原2-43-11-B1F (京王線 / 京王井の頭線・明大前駅より徒歩2分)
OPEN 水・木・金・土14:00~21:00(L.O20:30)
HP http://blog.livedoor.jp/kidailack-bookcafekaita/
Twitter @kid_bookcafe
日本有数の「雑誌」図書館!? 大宅壮一文庫
評論家、故・大宅壮一氏の蔵書を継承して設立された雑誌専門の図書館。明治期から現在までの膨大な量の雑誌が収蔵されている。
なかには『婦人公論』や『文藝春秋』などの貴重な史料も。最近の話題を検索することや、時代ごとの文化の変遷を辿ることもできる。卒論やレポート作成のための資料探しや好きな雑誌の閲覧に利用するといいかもしれない。
Access 東京都世田谷区八幡山3-10-20 (京王線八幡山駅より徒歩8分)
OPEN 10:00~18:00(日、祝を除く)
HP http://www.oya-bunko.or.jp/
Twitter @OyaBunko (索引紹介)
広がる本の森 森の図書室
渋谷の道玄坂をのぼって一本道。そこに森の図書室はある。扉を開くとまずその広さに驚く。壁一面の本棚と、漂う木の香り。その名の通り、本の森のようである。
収蔵している本のジャンルは実に様々。深夜1時まで開館しているので学校帰りだけでなく、バイト帰りに立ち寄れることが嬉しい。読書好きの人をつなぐ読書会が開かれることも。合コンが開催されたこともあるそうだ。イベントはFacebookやホームページで告知される。気になったイベントにはぜひ参加してみてはいかがだろうか。
Access 東京都渋谷区円山町5-3荻原ビル (渋谷駅より徒歩7分)
OPEN 平日・土日・祝日(お昼13:00頃 – 17:00 夜18:00頃- 25:00)、不定休
HP http://morinotosyoshitsu.com/
Twitter @morishun428
図書館、始めました。 下北沢オープンソースCafe
文化の街、下北沢。その図書館は駅から少し歩いた住宅街の中にある。Wi-Fi完備、充電OKの店内は、おしゃべりをしながら作業ができるコーワーキングスペースでもある。仕事をしに立ち寄る人も多いのだとか。
蔵書はWEBやデザイン関連のものが多い。他の人も読めるようにとお客さんが持ってきて置いていったものもあるそうだ。リブライズ(本棚があるコミュニティスペースで本の貸し出しができるようにするサービスのこと)のシステムを発案したのはこの図書館だ。
Access 東京都世田谷区代田6-11-14-G1 (京王井の頭線新代田駅、小田急線下北沢駅から徒歩9分)
OPEN 10:00~20:00、金曜定休(イベントを開催する場合は営業)
HP http://www.osscafe.net/ja/index.html
「いつでも開いてる」を目指して。 mixture bakery &cafe
「地域密着型のパン屋さんにしたかったんです」と店長さん。王道のメロンパンやカレーパンの他に、かぼちゃをつかった季節限定のパンも。
足元に目を向けると、白い箱にぎっしりと雑誌が詰まっていることに気づく。コーヒーやパン、布や花、パリなどを特集したものが多い。イーストインスペースでおいしいパンを食べながら、おしゃれな雑誌を読む。そんな休日を過ごせる店だ。
Access 東京都世田谷区北沢3-31-5(京王井の頭線、小田急線下北沢駅から徒歩5分)
OPEN 7:30~22:00、不定休
HP http://www.cafe-mixture.com/index.html
紹介した図書館はほんの一部である。ぜひこれを機に自分のいきつけの図書館を見つけていただきたい。
文・取材/フリーペーパー工房