桜を360°見渡せる!? 早稲田の花見スポット「箱根山」
「箱根山」は桜の名所だ。箱根と言うと神奈川の温泉地を想像する人が多そうだが、実は東京都内にも「箱根山」という山が存在する。なんでも、神奈川の箱根山に匹敵するくらい、東京の箱根山は桜の名所だそうだ。
今回は、都内にあって気軽に遊びに行ける箱根山の魅力をレポートする。
地域に根付いた山へは桜の景色が楽しめる
今日来たのは、早稲田大学の学生会館。裏手にある通りの名前は「箱根山通り」と言う。通りの名前になるくらい、地元に馴染んでいる山と言えるだろう。
箱根山は戸山公園の中にあり、山へは公園の遊歩道を進む。公園の入口から箱根山までは少し歩くが、途中美しい桜が咲き誇り、花見を楽しみながら山を目指すことができる。
急な階段を上がった先にある、桜に覆われた頂上!
看板の指示通り歩いていくと、徐々に道は未舗装になる。山の中に入ると、山頂に向かって階段が長く続く。山の中で足場は悪い。さらに、最後には急角度の石段がある。この石段さえ乗り越えれば、頂上はすぐそこだ。
頂上に着くと、たくさんの人が!仕事休みに来たサラリーマンから友達と遊びに来た女子大生に至るまで、世代を問わず様々な人が花見を楽しんでいる。
手すりの前まで進むと、間の前には一面の桜! ちょうど目線の高さに桜の木の先が来るので、桜の花を近くでじっくり見られる。しかも、頂上を360°取り囲んでいるので、どの方向でも桜が楽しめるのだ。
東京都内にある桜の名所、箱根山。花見を楽しみに訪れてみてはいかがだろうか。
文/貝殻良太