東京23区で発見!休日はほとんど無人の街
休日はどこかへ出かけたいが、東京はどこも混んでいてうんざりという人もいるかもしれない。
しかし、東京にも人がほとんどいない場所はある。
今回は23区内で人ごみとは無縁なところを訪ねてみた。
一般人より警察官の人数の方が多い!? 永田町・霞が関
最初に訪れたのは永田町。普段なら修学旅行生や政府関係の人が多く歩いている。知人の話によれば、年末年始には全く人がいなくなるそうだ。休日も人がいないだろうと思い、さっそく国会議事堂を目指して歩いてみた。
永田町の駅前から国会議事堂へと向かう。道路を走る車の数さえ少ない。観光客は何人か見かけたが、極めてまばらだ。
歩いているうちに国会議事堂の前に到着。門は固く閉じられており、人のいる気配は全くない。
休日であっても、パトロール中の警察官はたくさんいた。観光客と同じくらい警察官の人数がいる。
レインボーブリッジを臨める穴場スポット! 晴海大橋
続いてやってきたのは、都営大江戸線の勝どき駅から徒歩15分のところにある晴海大橋だ。開発が進む豊洲のマンション群が良く見える。
反対側に目を向けると、そこにはビル街が。風は潮風が強く、吹き飛ばされそうになる。橋の車道を走る車の数は多いが、歩行者の数は少ない。
目を凝らすと、橋の向こうにレインボーブリッジの正面の姿が見える。このように全体像がくっくり見えるのは晴海大橋くらいだ。ロマンチックな気分に浸りたい方は行ってみてはいかがだろうか。
空き地と建設中の建物が並ぶ! 豊洲新市場~北有明
続いてやってきたのは、ゆりかもめの市場前駅。「市場」というのは、今年11月に移転予定の豊洲新市場だ。周辺を走る車の交通量は多いが、果たしてどんな光景が広がっているのだろうか。
駅前で早速発見したのは、建設中の橋脚と道路。市場が完成した際には使われるようになるのだろう。
こちらは豊洲新市場の建物の1つ。建物の外観は立派だ。平日ならここで工事が行われるのだろうが、休日は全く工事関係者の姿が見られない。
有明の方に歩くと、空き地の一角が! 隣のマンションと比べるとその寂しさがより伝わってくる。東京ビッグサイトや有明コロシアムが立ち並ぶ有明周辺まではここからたった10分。ここも何かの開発に使われるのだろうか。
お台場から建設途中の道路が伸びる。周辺の高層マンションや商業施設と比べると、なんだかここだけ不思議な空間のように感じられる。道路が完成したらより人が増えるのだろうか。
くもり空も相成って、悲壮感が漂う。
独りで考え事をするにはもってこいの場所だ。
人の多さに飽き飽きしている人は、こういったところに静かさを求めてみてはどうだろうか。
文・写真/貝殻良太