就活経験者が語る!サマーインターンやOB・OG訪問の意味とは?
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定期試験もほとんどの大学で終わり、大学生は夏休みを迎える時期。テストが終わった喜びを噛みしめている人も多いだろう。
しかし、筆者のような大学3年生にとってはテスト以上の試練がある。「就活」だ。
就活に関して特に話題になるのは、「サマーインターン」や「OB・OG訪問」。どちらも解禁前からできる就活だが、一体どんな風に取り組めばいいのだろうか。
そんな疑問を解決するために参加したのが、視聴率調査でお馴染みのビデオリサーチ社が運営する、「わかものラボ」のワークショップ。
ここでは、毎回10~20人ほどの若者が集まり、テーマに沿って自分の意見を述べる。特に大学3年生や社会人の参加者が多く、大学低学年の人は大学生活のアドバイスを聞けることもある。
※画像は公式サイトのスクリーンショットです。
「今の若者はどんなふうにお酒を飲んでいるの?」「どういうときに友達とドライブする?」
様々な議論を通じて意見をぶつけ合うことで、若者の本音が見えてくる。
7月におこなわれたワークショップのテーマは「就活」。そのなかで就活経験者に「サマーインターン」や「OB・OG訪問」について話を伺った。
3年生が抱える疑問! サマーインターンは業界を絞るべき?
インターンで業界を絞る必要はない
ワークショップでは5~6人のグループに分かれて議論する。同じグループになった就活経験者の3人にさっそく質問をぶつけてみた。
「サマーインターンは自分の興味ない業界でも受けた方がいいですか?」
この疑問に対し、社会人2年目の男性・Aさんが答えてくれた。
Aさん「まず、業界を絞る必要がないんじゃないかなと思うよ。業界を絞ろうとするのはどうして?」
筆者「他の業界を受けるのは正直面倒で……。私は自分の興味ある業界に特化した方がいいのかなと思ったんです」
Aさん「知るために行くのは全然アリだと思う。全くこんな仕事やりたくないって仕事だったら別に行かなくてもいいけど、他の業界のことをあまりわかっていないのであれば、まだ業界を絞らないほうがいいと思う」
隣に座っていた女性・Bさんは筆者に対して逆にこんな質問をしてきた。
Bさん「逆にどんな業界に興味があるの?」
筆者「メディア業界です」
Bさん「メディアのどこに興味があるの?」
筆者「記者職に興味があります。いろんな人の話を聞くのが好きで、同じ場所にじっとしているのが苦手なんですよ。大学に入ってから、社会人の方とか学生とかに話を聞いて、直接人に聞いて初めて知る話があるってわかったんです。普通では行けない場所に行くのにも興味があるので、それがメディアに興味を持った理由です」
この咄嗟に考えた志望動機に対し、就活経験者はさらにツッコんできた。
Aさん「記者に絞る必要があるのかな……? 例えば銀行の営業マンも、いろいろな立場の人とさまざまな職種の人とかに会える仕事だし。そこは広告とかも一緒だけど、いま言った理由なら銀行マンも全然間違いではないと思う」
就活未経験者特有の志望動機の甘さが露呈する。Aさんはさらに続けた。
Aさん「サマーインターンはともかく、直前のインターンは絶対行った方がいい。内定に直結する場合があるからね。俺もそこで目をつけられてストンと抜けたし。まあサマーインターンはそのまま内定に直結するわけではないし、仕事を知るという意味で絞る必要はないかなと」
筆者の正面に座っていた社会人1年目の女性・Cさんも口を開く。
Cさん「大学3年生全体に言えることだけど、もっといろんな経験をしたほうがいいと思う。サマーインターンっていう経験も大事だけど、例えば休学して世界一周してブログが月に100万PVありましたとか言ったら、新聞社の人の目も変わると思うんだよね」
最初から業界を絞らず、広い視野をもって選考開始までの時間を使ったほうがよさそうだ。自分では方向性を絞れているつもりでも、筆者のようなツッコミどころがあるかもしれない。
就活ならではの「OB・OG訪問」。なんのために訪問するの?
つづいて、OB・OG訪問についての話に移る。
筆者「どうしてわざわざアポまで取ってOB・OGに会いに行く必要があるんですか? 仕事の内容なら企業のサイトや説明会で分かると思うんですけど…」
Aさん「説明会で聞く会社の説明は8割ウソだからね」
筆者「え……」
Aさん「本当だよこれは。残業はないとかいうけど、実際はあるじゃん。そういう実態が聞けるのがOB・OG訪問なんだよね。サークルやゼミに入っているなら、同じカテゴリーの人の方が可愛がられるから、サークルの先輩とかで捕まえるといいね。サークルの先輩に1回聞いて合わないなと思えば、説明会は受けずに候補から外してもいいと思う」
Cさん「OB・OG訪問といえば、私の友達が就活中にすごく困ってたなあ。大学のOB・OGが自分の興味ある業界に行ってなかったらしくて。OB・OG訪問ができなくてどうしようって言うから、サークルや大学の先輩を紹介したんですよね。関西の友達も東京の企業を受けたいけど、OB・OGが少ないって悩んでいたんだよね」
Bさん「OB・OGを紹介するサービスを提供している大学もあるよね。インターンとは違って水面下で進んでいくのがOB・OG訪問だから、自分なりの探し方を考えたほうがいい。そういうサービスを使ってもいいしゼミ・サークルづたいでもいいし」
▲わかものラボの様子
大学生にとっての大きな試練である「就活」。視野を広く保っているつもりでいても、就活を理解しているつもりでも、就活経験者から見ると不十分な場合がある。
就活を生き抜くヒントは、就活経験者の率直な意見のなかにありそうだ。
文/貝殻良太
わかものラボ参加者募集
ビデオリサーチのわかものラボでは、ワークショップの参加者を募集中です。
ワークショップでは毎回若者に関するテーマに対し、ありのままの意見を出して議論し、若者がどんなこと考えているかを導き出していきます。
こんな人にオススメ!
・若者について様々な人と意見交換をしてみたい
・自分達の意見を直接企業の人に伝えたい
・グループワークを通じて考えを整理する力を身につけたい
次回のワークショップ
日時 :9月28日(水)19時~21時ごろ
テーマ:ハロウィンを予定
※テーマは、予定であり変更する場合もございます。
参加謝礼:5,000円
ご興味のある人は、運営事務局 wakamono@monitas.co.jpまで
※個人情報については、参加者募集・概要提示にのみ使用し、問い合わせ後1ヵ月以内に破棄することといたします。
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