就活経験者が徹底議論!就活は「競争」なのか「マッチング」なのか?
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多くの大学生が不安を抱える就活。就活経験者はどんな考えで取り組んでいたのか。
前回の「就活経験者が語る!サマーインターンやOB・OG訪問の意味とは?」に引き続き、今回も「わかものラボ」のワークショップで就活経験者に話を伺った。
※画像は公式サイトのスクリーンショットです。
就活でぶっちゃけイヤだったことは何ですか?
就活について話してくれたのは、就活経験者の4人。A、B、Cさんは大学4年生、Dさんは社会人2年目。最初は就活でイヤだったことをぶっちゃけて話してもらった。
親からのプレッシャーがイヤ!
A「わたしは親からのプレッシャーがツラかったです……」
B「わたしもそう!机の上に雑誌の就活特集を置かれたり、『就活大丈夫なの?』って結構な頻度で聞いてきたり。心配してくれているのは分かるんだけど……」
A「バブル期の就活の話を持ちださないでほしい。わたしだって自分なりに考えてやっているのに、『そんなんじゃダメ』って言われたときは大喧嘩になりました」
親は就活中の子供を心配していろいろ気にかけがちだが、子供の側は放っておいてほしいという意見が多い様子。
真偽不明の「就活神話」がイヤ!
▲わかものラボの様子
就活が近づくと、「就活に向けて○○しておいた方がいい!」という「就活神話」が出回る。実際どんな神話が出回っていたのだろう?
D「ウソかホントかわからない、『就活神話』みたいなものが溢れていたよね」
A「服装についてはとくに多かったです。『私服でお越しください』だったら私服、『私服』だったらスーツ、とか」
B「説明会の案内に『私服』って書いてあったから私服で行ったら、半数以上スーツだったことあったなあ。毎回服装について気を張らなきゃいけなくて面倒だった」
D「合同説明会は陰で人事の人がチェックしている、とかも。これも真偽のほどはわからないけど、別に合説での態度が選考に反映された印象はなかったかな」
服装やマナーについては、就活生がとくに悩まされた「就活神話」であるようだ。
A「わたしもありましたね。『資格はたくさん取っておいたほうがいい』っていうのもあったけど、選考で資格について聞かれたことはありませんでした。TOEICのスコアですらまったく触れられず(笑)」
B「企業によるんだろうけど、わたしもまったく聞かれなかったです。あと、『写真は写真館でプロに撮ってもらったほうがいい』とか」
A「あった!わたしも真に受けて写真館で撮ってもらった」
C「え、僕は自宅の和室で撮った。上半身だけスーツ着て(笑)」
一同「えー!?」
C「だからといってエントリーシートが通らなくなるなんてことはなかったですね」
D「少なくともその都市伝説はウソみたいだね(笑)。その話に限らないけど、ウソかホントかわからない『必勝法』とか『秘訣』とかをダシにしてビジネスをする企業が多かったのがイヤだった」
A「いろんな企業が就活生の心理を利用して個人情報を得ようとしている感じがありましたね」
B「そういえば、全然知らない会社からもしょっちゅうDM(ダイレクトメール)が来てたなあ。『どこでわたしの住所手に入れたの?』って思って怖くなりました」
C「あと、人気企業ランキングとかもあんまり好きじゃなかった。ベストな企業ってその人のやりたいことによって変わると思うし、『大きいほどいい』とか『有名であるほどいい』というのも違うんじゃないかなと。けどランキングがあると、どうしても上位の企業が魅力的に映ってしまって無駄な競争意識が生まれてしまう」
D「たしかに、ランキングづけされるとどうしても『就活=大学受験の延長』っていう感覚がするね。ランキング上位の企業に行く人ほど優秀っていう気がしてくる。そのせいで自分に合わない企業に就職してしまう人も多いんじゃないかな」
就活は「マッチング」か「競争」か?
続いてテーマになったのは、「就活観」について。2つの考え方が話題に挙がった。
B「いま出てきているみたいに、就活を『企業とのマッチング』と捉える人と、『競争』と捉える人がいますよね」
A「わたしはそんなにやりたいことがハッキリしていないから、マッチングというより競争の意識で就活していました。周囲を見ていてもそういう人が多かったように思います」
D「大企業に勤めている友人に、『入った会社と合わなくて辞めようかどうか悩んでいる』って人がいる。そういう話を聞いていると、『有名な大企業=自分にとってベストな企業』っていうわけではなさそう」
C「僕は幸い自分のやりたいことがハッキリしていたから、面接ではひたすらそれを伝えて、それに応じてくれる会社を探しました。他人との競争意識はあまりなかったから、思い悩むことも少なかったほうなんじゃないかなと」
B「たしかに、競争の感覚でいると、友人すら敵に見える時期がありました。わたしは3年生の夏から就活を始めてたから、苦しい期間が長かったです」
D「どちらが正しいという話じゃないけど、『マッチング』のつもりで就活するほうが精神衛生上はよさそうだね」
A「でも、マッチングの感覚で就活できるのは、やりたいことを明確に持っている人だけっていう気がします。わたしもわたしの友だちも、みんな就活が始まってからやりたいことを探す人がほとんどで……」
C「僕は、セミナーとか短期のインターンにはほとんど参加しなかったけど、長期のインターンをしてた。だから就活のときに『社会で働くってこういうことかも』『自分に向いている仕事ってこういうのかも』『社会人になったらこういうことがしたい』ってイメージしやすかったなと」
D「大学3年生までの経験から自分なりの『軸』みたいなものができあがっていたら、競争よりもマッチングの感覚になるってことなのかもしれないね」
就活に対する取り組み方は十人十色だが、早い段階から自分の将来については考えておいた方がいいだろう。
文/ショウガクブセイ
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