「暑そうだから行かない」はもったいない!五感で感じる、夏の京都の魅力とは?
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『夏の京都』と聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い描くでしょうか。
暑そう?湿度が高そう?寺社巡りなんてもってのほか?
確かにそのイメージ、間違っているとは言えません。
しかし、夏だからこそ味わえる良さも京都にはたくさん眠っているのです!
残りの夏休みを利用して、あなたもきっと訪れてみたくなる、そんな京都の魅力を紹介します。
暑さと疲れを忘れさせる木々の緑
京都といえば秋の紅葉が有名ですが、実は夏の鮮やかな緑も負けないくらい美しいのです。色づく前の緑のもみじもこの時期にしか見ることができません。
都会の喧騒から離れて緑の中をゆったりと歩いていると、緑に触れた風の快い冷たさや空気の爽やかな香りが私たちを癒してくれます。
また、その緑を抜けた先に現れる寺社の荘厳な静けさからは、目には見えない力がひしひしと伝わってきます。
四方を山に囲まれているため暑い京都ですが、緑の中には周りにたくさんの木々があるからこそ感じられる自然の涼しさがありました。
涼スイーツに舌鼓!
暑いのはもう仕方がない。
それを逆手に取って、冷たくて美味しいものを楽しもう!
ということで、京都ならではの涼スイーツに注目してみました。
京都のスイーツとして真っ先に挙がるのは、やはり『抹茶』でしょう。
最近は東京をはじめ全国各地でも食べることができるようになった抹茶スイーツですが、本場の抹茶は何と言っても風味が格別です。
抹茶の芳醇な香りが鼻腔をくすぐり、それと同時になめらかな冷たさが喉を伝って、からだ全体に広がっていく…。
暑い夏だからこそ、この感覚がより一層心地よく感じられます。
後ろからひょこっと顔を出す、八つ橋もこれまた京都ならでは。
思わず夏の暑さを忘れてしまうような、美味しい涼スイーツはまだまだたくさんあります。観光地巡りをした後、休憩のためにいろいろな甘味処やカフェに入ってみるのも楽しいですよ。
涼スポットを散策してみよう
「それでもやっぱり暑いよ…。」と言って、屋内に閉じこもるのはもったいない!そんな時は少し足を延ばして、ひんやーり穴場スポットを訪れてみましょう。
今回、筆者は涼スポットの一つである『貴船神社』に足を運んでみました。
京都駅から電車やバスを使って約50分、と行くのに少し時間と労力はかかりますが、市街地から離れてどんどん山勝ちになってゆく、景色の移り変わりを楽しむのも旅の醍醐味です。
バスから降りると、青々とした木々が生い茂る貴船山がお出迎えしてくれます。
ここからまたバスに乗っても、少し時間をかけて歩いてもいいのですが、体調が良好であれば、ぜひ自然の風景を楽しみながら自分の足で貴船神社を目指してみてください。
神社に向かう道は川に沿って続いています。
耳を澄ましてせせらぎを聞くのもよし、川の冷たい水に触れるのもよし。
とかげやトンボなどの生き物に遭遇することもあり、存分に自然と触れ合うことができます。
神社周辺は、夏の屋外とは思えないほどひんやりとした空気で満ちていて、とても気持ちがいい…。日によっては京都の市街地と比べて10℃近く気温が低いこともあるようです。
また、ただ涼しさを感じるだけでなく、よく当たると噂の水占いを試してみたり、川床料理(※)をいただいたりすることで、よりいっそうを楽しむことができるでしょう。
貴船神社の他にも、京都には数多くの涼スポットがあります。
暑いからという理由で外に出るのをためらうのではなく、むしろ進んで外に出て夏にしか楽しめない涼スポットをぜひ訪れてみてください。きっとお気に入りの場所が見つかるはずです。
※川床料理(かわどこりょうり)……川の上や近くで座敷を作って楽しむ料理。大阪や京都の風物詩。
夏の京都は魅力がいっぱい!
このほかにも祇園祭をはじめとする、様々な寺社で開催されるお祭りに参加したり、保津川下りなどのアクティビティに挑戦したりすることも。
このように、夏の京都は他の季節には味わうことができないたくさんの魅力にあふれているのです!
暑そう……と今まで敬遠してしまっていたあなた。
次の夏旅では、京都に訪れてみてはいかがでしょうか。
文/多恩
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