将来が有望すぎる男子高校生が語る、「折り紙」の楽しさとは?
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日本の個性あふれる高校生を特集する「スゴすぎる高校生」シリーズ。Gaku-yomu初の高校生ライターが書きました!
第1回は、折り紙マエストロの男子高校生をインタビューします。
これ、何で出来てると思いますか?
答えは、折り紙。
とんでもなく地道で大変な作業に見えるが、これを嬉々として折り続ける男子高校生がいる。
都内の国立高校に通う益子遼祐(ましこ りょうすけ)さん。
3歳にして折り紙に目覚め、それからずっと作品を折り続けているらしい。
―折り紙はどれくらい好きなんですか?
今回は、そんな「折り紙の技術がスゴすぎる男子高校生」益子さんにインタビューをした。
始めたきっかけは暇つぶし!?
―益子さん、よろしくお願いします。
3歳に折り紙に目覚め、中学受験時は親から「折っちゃダメ」とゲーム禁止令ならぬ折り紙禁止令を言い渡されるほどの高校生。きっと只者ではないし、頭もものすごくいいのだろう……。
―3歳で折り紙を始めたという益子さん。きっかけを教えてください!
―初めての、思い出の作品は?
そう言って見せたのがこれ。
スズメバチ。足などの細かい部分はピンセットを使って折るらしい。
驚くのはまだ早かった!
他にも、持参した木の箱から次々と作品を並べる益子さん。
―生き物が好きなんですね!
実際に即興で折ってもらった
―すごいなあ。折ってるところが見てみたい!
……ということで、実際に折ってもらった!
紙は意外と普通だった。灰色の紙から、いったい何ができるのか…?
―10分後―
―ネズミだ!かわいい!これは折り方を覚えてるのですか?
―……益子さん!この記事を配信するのは10月末頃なのですが、「ハロウィン」にまつわるものを折ってくれませんか?
―5分後―
即興でカボチャを折ってもらった。
無茶振りであったが、このクオリティ!指先を動かしながら何も見ないで折れるこの能力、圧巻だ。
ちょっと真面目な話もしてもらった
益子さん、どうやら理系男子らしい。
―益子さん、将来は何になりたいんですか?折り紙アーティストとか?
折り紙ではお金は稼げなさそうなので、趣味でいたいかなあ。
―折り紙で得た技術は、医者や宇宙ステーションでは活用できますか?
そういえば、東大の三浦公亮氏が考案した折り方は「ミウラ折り」と呼ばれて多方面で活用されていたっけ。
「ミウラ折り」ならぬ「マシコ折り」も将来作ってほしいと思う筆者だった。
―近年、人工知能がなにかと話題ですが、AIが折る未来をどう思いますか?
―折り紙に関しては右に出る者のいない益子さん。ずばり聞きます。折り紙と人、どっちが難しい??
文化祭では超大作「龍神」を展示!
話は戻るが、最初に見た、複雑そうな作成途中の作品は「龍神」というそうだ。とても強そう。
筑波大学附属駒場高等学校の文化祭で、「折紙研究会」の作品として展示するそうだ。
―みんなで折ることもあるんですね!
筑駒文化祭は10月28日(金)~10月30日(日)に開かれる。
折紙研究会の「龍神」は、Blue館の3階に展示されているとのこと。世界で最も複雑な作品の龍神が二体いるのはここだけだ。
―益子さん、ありがとうございました!
筆者はこの夏に広島に行き、オバマ大統領の折り鶴を見、折り鶴タワーに登ってきた。
一枚の紙が折り紙という作品となったとき、計り知れない影響力を持つことができるのだな、と感動した。益子さんの折り紙にも、そんな力を感じたインタビューだった。
文/くたにぃ万里
編集/城見島ほのか
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