女子大生ホステスが学んだ「人事の本音」
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女子大生でありながら、夜は銀座の高級クラブでホステスをしていた筆者。
筆者はいろいろな就活情報やアドバイスに惑わされ、就活では一苦労。しかし、ホステスでの経験が就活では役に立ち、キー局の最終面接まで残り、最終的に無事第1希望から内定をもらいました。
今回は銀座の高級クラブで働いて知った、人事や社長の本音を基に、マニュアルにはない就活のヒントをお教えします!
そもそも銀座のホステスとは?
ホステスといっても、種類は様々。銀座には大小含め500~1000件ものクラブがあり、筆者はその中でも毎回違うお店に行く「派遣ホステス」をしています。
派遣はお店の女の子が足りない時や、お客さんが大勢来た時にサポートをする助っ人ホステスという役割です。
ホステスを約1年続けて、これまでに40人を超える銀座のママと300人ものお客さんと接しました。席代だけで1人当たり3万円するような高級店で、誰もが知る大企業の社長や、会長や人事部と一緒にお酒を飲んできました。
就活本とは違う!社長や人事が感じる就活生への本音
ホステスをしている時に、お客さんに就活生であることを伝えていた筆者。「どんな子なら内定をあげたい」と思うのか聞いてみると、一般的なイメージとは全く違う意外な答えが返ってきました。
①常に明るくてハキハキしていると逆に信頼できない
「面接では、質問にはすぐに返事をして明るく答える」これが定番ですが、お客さん(面接官)には意外に不評!
面接官の中には、答えの詰まりを真剣に考えていると捉える人もいるようです。
「例えば営業職に就く場合、クライアントから聞かれて分からないことや、答えにくい内容のときに、とっさに嘘をつく奴はクライアントにすぐバレる。明るくハキハキ答えるってことは、何も考えずに暗記したことを答えているだけ。真剣に答えるなら、悩んだり答えに詰まるのが普通で、その真剣な対応の方がクライアントからの信頼を得られる」
面接の質問で回答に窮しても、ミスだと感じて気にする必要はないようです。
② 女の子のポニーテールは苦手
「なんで就活生はおんなじ髪型なのか、僕たちが聞きたいくらい」面接官は最近の就活生の髪型に疑問のご様子。
就活の定番とも言える女の子の低い位置のポニーテールは、「集団面接になると面接官の年齢だと見分けがつかない」そうです。
▲この髪型にこだわる必要はないようです。
中にはこんなご意見もありました。
「ハーフアップやサイドポニーとか、とにかく本人に似合って清潔感があれば何でもいいんだよ。銀行などの厳しい会社以外では、そんなことで落とすことはない」
「白の長袖のワイシャツも夏は暑苦しいから、ブラウスでも構わない」
面接官世代は私たちが思っている以上に就活では見た目は気にしないようです。
③ 面接ではたった1つの質問だけ答えられればいい
面接では「長所は?」「学生時代がんばったことは?」「あなたの性格を漢字一言で表して」など、ありとあらゆることが聞かれます。いくら準備しても、想定外の質問が飛んできてうまく答えられず落ち込むこともあるでしょう。
しかし、心配する必要はありません!面接ではあるたった1つの質問さえきちんと答えられれば、他の人に差をつけられることができるんです。
面接官を何度もされた某有名商社の役員であるお客さんは、「『君は何をやりたいの?』この1つの質問さえちゃんと答えられれば、仕事への意欲、関心、志望動機、将来像まで伺えるよ」と話していました。
面接官を担当されている色んなお客さんに面接の質問について相談をしましたが、8割の方が面接で「何をやりたいのか」という質問を最も重視すると答えていました!
ホステス勤務でわかったマニュアルとは全く違う人事の本音。もし就活で悩んでいる人がいたら、就活マニュアルだけじゃなく、社会人の生の声を聞くことが内定への早道かもしれません!
文/かほ
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