早稲田祭とコラボした「挑戦する」油そば!
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いよいよ11月5、6日に開催される早稲田祭。早稲田祭運営スタッフは、地元の油そば店に「挑戦」をテーマにコラボを持ちかけた。その結果、4種類の油そばが誕生した。
4種類の油そばは早稲田祭期間終了(2016/11/6)まで食べられる。今回は、一体どのようなメニューなのか実食し、味、値段、挑戦度、おすすめ度を筆者の独断で決定した。
油そばW~つけ麺風ダブルスープ仕立て~
最初に紹介するのは、「油そばW」だ。早稲田近辺に3店舗出店している麺爺のうち、麺爺早稲田店だけで食べられる。「W」から量が多いイメージを受けるが、ここでのWは豚骨と魚介の「Wスープ」を表している。
値段は550円で、手頃だ。
実食すると、挑戦度はあまり高くないと気づく。普段の油そばと味がそこまで変わらず、魚介の風味が感じられない。たくさん入っている鰹節が普段との違いだとわかるくらいだ。チャーシューは脂身ばかりで味も微妙。
普段の油そばと考えるとおいしく食べられる。早稲田祭の気分は味わいたいが、普通の油そばに近いものを食べたい人におすすめだ。
データ(5段階評価)
味:3(普段の麺爺だと思えば)
値段:4(550円なら安い方)
挑戦度:2(インパクトに欠ける)
おすすめ度:3(油そば初心者にはおすすめ)
油そばW
値段:550円
販売場所:麺爺あぶら早稲田店(東京都新宿区早稲田町69-4地下1F)
マリナーラ風油そば~炙りチーズ添え~
続いて紹介する油そばも、麺爺が考案した。こちらは麺爺馬場下店だけで食べられる。馬場下と言っても、早稲田店から徒歩5分程度の距離にある。
早稲田店と似たような油そばかと思えば、完全に趣向が違う油そばのようだ。
大きめのトマトが1個入っており、タレもトマトソース。それにとろっとしたチーズが絡んでいる。
お好みでオリーブオイルを入れられるが、入れてもあまり味の違いは楽しめない。〆のリゾットを用意しているようだが、毎回売り切れとなっている。
イタリアン風味で珍しいタイプの油そばで、女性も楽しめる。
データ(5段階評価)
味:4(トマトとチーズのコラボはおいしい)
値段:4(600円以内でイタリアン風料理を楽しめる)
挑戦度:3(油そばでは珍しい組み合わせだが、イタリアンでよくある味)
おすすめ度:4(安い値段で一風変わった油そばを楽しめる)
マリナーラ風油そば
値段:580円
販売場所:(東京都新宿区馬場下町18フェニックスビル2F)
濃厚カルボナーラ風油そば 黒トリュフ添え
早稲田大学早稲田キャンパスから程近いところにある「図星」。図星の油そばは、他店と比べると値段が張るが、その分おいしいと評判だ。そんな人気店は高級感で勝負した。
出された油そばはカルボナーラ風。平たい麺にカルボナーラのソースが良く合う。チャーシューも薄く、とてもおいしい。安さが命の早稲田近辺で、おいしさと高級感を追求したメニューは珍しい。
難点は、値段が980円と高く、「トリュフ添え」の割にトリュフの風味が薄いところだ。しかし、高い値段が納得できるくらい油そばはおいしい。
データ(5段階評価)
味:5(黒トリュフの風味を除いてもとてもおいしい)
値段:2(油そば一杯の値段で考えると高い)
挑戦度:4(あえて高級感を狙いに行った点が興味深い)
おすすめ度:4(お金に余裕があれば食べてほしい)
濃厚カルボナーラ風油そば 黒トリュフ添え
値段:980円
販売場所:油SOBA専門店図星(東京都新宿区戸塚町1丁目101−2 アルファ早稲田ビル 1F)
デスモア油そば
筆者は開始30秒で地獄を見た。想像を絶する辛さが唇、舌、喉に襲い掛かってきたのだ。店主が「観賞用」と豪語するこの一品は、武蔵野アブラ学会早稲田総本店が提供する「デスモア油そば」だ。
唐辛子だけでなく、山椒もふんだんに使用され、辛さの苦しみを何重にも味わうことができる。
見た目からして辛そうなこの油そばは、氷水を大量に飲んでも辛さが引かない。タレがとても脂っこくて濃厚であり、唇にタレが付くだけで焼けるような熱さを味わえる。メンマや水菜、海苔には激辛ダレがあまり付着していないので、麺の辛さで死にそうになったときは、具材を食べるといいかもしれない。
筆者はこのメニューを食べてとても後悔した。このメニューを食べようとする勇敢な挑戦者は、相当な覚悟が必要だ。
データ(5段階評価)
味:評価不能
値段:2(800円はちょっと高い)
挑戦度:5(挑戦していることは本当に認める)
おすすめ度:1(挑戦するなら覚悟が必要)
デスモア油そば
値段:800円
販売場所:武蔵野アブラ学会早稲田総本店(東京都新宿区西早稲田1-18-12)
人気油そば店が挑戦して作った4種類の油そば。祭りが苦手な人も食べてみてはいかがだろうか。
文・写真/貝殻良太
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