山鉾だって間近に見られる?祇園祭の宵山を歩いてみた
[ad#co-2]
そろそろ夏らしい暑さが増してくる7月、京都では言わずと知れた一大イベントが開かれます。
そう、祇園祭(ぎおんさい)です!
祇園祭と言えばユネスコ無形文化遺産にも指定された山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が有名ですよね。それしか知らない江戸っ子の筆者に、関西人の言葉が突き刺さりました。
「いや…地元の人間は山鉾行かないよ?祇園祭はやっぱり宵山(よいやま)だよ。」
宵山??
宵山とは一体どんなものなのか?実際に行って確かめてみました。
※情報は、2016年時点のものです。
宵山とは
宵山(よいやま)とは、祇園祭の一部で、山鉾巡行の前日に行われる前夜祭のようなもの。
祇園祭は、八坂神社(やさかじんじゃ)の祭礼です。
(Photo by Jeff )
歩行者天国や屋台が広範囲にわたって設けられ、動きませんが山鉾も見られます。
山鉾巡行に負けず劣らずの賑やかな催しです。
これぞ「人垣」。宵山は人しか見えないほど混んでいる!
実際に宵山に参加してきました。どこを見ても、まるで花火大会のような人だかり!
歩行者天国がまだ完全に始まっていなくとも、八坂神社前の道路はこの状態。
さすが天下の祇園祭、と言うべきでしょうか。
開始30分前、八坂神社の拝殿前にはすでに行列ができていました。
写真ではわかりづらいと思いますが、右手奥に行列ができています。
お参りをしたい方は、少し余裕を持って行った方が良いかも知れません。
境内には、早くから屋台が立っているので、覗きながら暇を潰すのも楽しいです。
ゴミはどうしよう?ゴミ捨て場はある?
八坂神社前にあったゴミ箱は、開始早々この状態でした。
ゴミが一杯で、捨てるのがはばかられます。
しかし、屋台の出ている烏丸通(からすまどおり)まで行くと…
このように、ゴミ捨て場がちゃんと整備されていました。
ゴミを手に持って歩くのが面倒な方は、ビニール袋を持って行くと便利かも知れませんね。
四条通沿いに、祇園祭の案内パンフレットをもらえる場所があります。
山鉾の解説の他、お手洗いや屋台の場所も詳しく書いてあるので、気になる方は貰ってみてはいかがでしょうか。
山鉾はどんな感じ?
動きませんが、山鉾(やまほこ)もちゃんと通りに置いてあります。
少し遠い位置にありますが、こちらは長刀鉾(なぎなたほこ)。
山鉾前は写真を撮る人、見物する人でとても賑やかです。慌てずゆっくり通りましょう。
屋台もたくさん!
烏丸通(からすまどおり)には、このようにずらっと屋台が並んでいました。
賑やかですね~!
屋台はいいや、という方は、屋台の裏の歩道を進むのがおすすめです。表通りに比べ人が少なく、比較的スムーズに進むことが出来ます。
所要時間の目安は?
筆者が辿ったコースは、八坂神社から出発して大通り沿いに烏丸御池駅まで、通常だと35分程度の距離です。
ここを、90分程度で踏破することができました。通常の約2.5倍ですね。
人が多いため、なかなか思うようには進めませんでした。お祭りの時くらい焦らず歩きましょう、ということですね。
とても活気のある宵山、時間に余裕を持って目一杯楽しみましょう!
文・写真/中嶋彩乃
[ad#co-1]