年に1度の学生フリーペーパーの祭典!SFF2017 に行ってきた
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皆さん、SFFという年に1度のお祭りを知っていますか?
SFFことStudent Freepaper Forumは年に1度全国から学生フリーペーパーが集まる祭典です。
関東圏だけではなく、関西や九州のフリーペーパーまで!日本全国の学生フリーペーパー団体がやって来ます。
当日はそれぞれの団体がブースを出し、自分たちが作ったフリーペーパーを置きます。会場は1日誰でも無料で入ることができ、自分が気にいった冊子を手に取り、持ち帰ることができます。
出展しているフリーペーパー団体は他の団体のフリーペーパーをゲットするチャンス!
12年目を迎える今年のコンセプトは「社会と繋がる」。
今までとひと味違ったSFF2017についてご紹介します。
今年のSFFは違う!アワード賞&交流会
去年は1日だけの開催でしたが、今年のSFFは2日間の開催!メインイベントの前日にフリーペーパー団体同士の交流会とアワード企画がありました。
アワード企画とは?
アワードとは、『広告』編集部の編集長といった雑誌編集部をはじめとした、紙媒体に関わる仕事をされている社会人をゲストに迎えて、事前に学生フリーペーパー団体が送った冊子の中から読者に薦めたい1冊を選ぶ企画です。
雑誌作りのプロに自分のフリーペーパーを見てもらう機会はめったにないことです。
選ばれたフリーペーパーは同業者にとってとても勉強になります!
では、ここで賞をとったフリーペーパーの中から、筆者が面白いと思ったものを2つだけご紹介。
その①明治大学フリーペーパー工房「bootleg」
Gaku-yomuでも記事を転載させていただいた経験のあるこのフリーペーパー。アワードでも2団体の審査員から賞をもらっていました。
一見、爽やかな青春を思い起させるようなこの表紙。しかし、ページをめくるとあの名画を部員が再現する企画や100均コスメを使って女装をするなど、大学生だからこそできる体を張った企画が盛りだくさん!
まさに「表紙詐欺」(笑)。
思わず大笑いしてしまうような面白い1冊です。
その②株式会社ハクエン「大学喫煙所名鑑」
その名の通り、各大学の喫煙所を「設備」、「アクセス」、「オリジナリティ」、「非隔離度」、「景観」の5つの観点から評価したこのフリーペーパー。調査した大学は関東圏だけではありません。北は北海道、関西は京都まで。20の大学の喫煙所を調査している徹底ぶりです。まさに大学生にしかできない企画!その徹底ぶりに読者も驚いてしまうことでしょう。
他にも魅力的な冊子がアワードを授賞していました。授賞はもらえなかった団体の冊子も、それぞれこだわりがあって面白かったです。
そして、アワード授賞式が終わると交流会!会場に展示された各団体のフリーペーパーを見ながらそれぞれの団体で交流を深めます。
何人で制作しているのか、どのようなソフトを使っているのか、広告費はどうしているのか。抱える悩みはどの団体も同じ。お互いのフリーペーパーを見ながら、気になることや情報を交換します。普段、他のフリーペーパー団体との交流はないので、様々なことを学べ、刺激になります。
ここで得た情報は今後の制作に必ず繋がることでしょう。
フリーペーパーだけじゃない!ユニークな企画も盛りだくさん!
そしてSFF当日。11時から17時まで、たくさんの方が足を運びます。中には、運営しているフリースペースに設置するフリーペーパーを探しにくる団体がいたり、フリーペーパーが好きで毎年来ているリピーターがいたり。
また、SFFはフリーペーパーを置いているだけではありません!その他にも面白い企画がたくさんあるのです!
その①あの大物ゲストの講演会!プロに学ぶ企画力とは!?
(画像はSFF2017のHPのスクリーンショットです。)
毎年行われる講演会。今年はCM演出家の中島信也さんと東北芸術工科大学客員教授で銀河ライターの河尻享一さんの対談でした。この対談では、実際の現場で企画を出しているお二人の貴重なお話を聞くことができました。
普段から企画を出しているフリーペーパー団体にとってとても勉強になったこの時間。しかもお二人は展示されているフリーペーパーを分析したり講評をしてくれました!
その②自分好みの缶バッジを作ってみよう!
また、会場で人気を集めていたのが缶バッジ作り。自分の描いた絵や撮った写真を缶バッジにすることが出来ちゃうんです!自分だけのオリジナルの缶バッジは大人気でした!
さらに多摩美術大学統合デザイン学科の学生の有志によるTOGO CAFEもあり、ひと休みすることができました。
また、フォトブースもあり、今話題の「インスタ映え」を意識したコンテンツも用意されていました。
来場者だけではなく、出展者も充分に楽しめるイベントです。
今年も個性豊かなフリーペーパーが集まったSFF。
日本の学生フリーペーパー団体は、ここで得た知識を生かし、今後の制作に励んでいくことでしょう。来年はもっと素晴らしいフリーペーパーが出展されるはずです。
毎年開催されるこのお祭り。今年来た人も、今年行かなかった人もぜひ足を運んでみてください。
文・写真/ひなた
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