美しくて可愛い! お部屋に華を添える小さなペット「ベタ」の魅力
(ベタの専門店 BETTASHOP FORTUNEのHPより)
一人暮らしを始めたけれど、なんだか部屋が殺風景だな。
勉強にアルバイト、と忙しい日々の中で心が渇いているな。
日々に癒しを、インテリアに華を求める大学生のみなさん。宝石のように美しい熱帯魚「ベタ」を飼ってみませんか?
ベタってどんな生き物?
(ベタの専門店 BETTASHOP FORTUNEのHPより)
ベタは、漢字では「闘魚」と書く、タイ原産の熱帯魚です。縄張り意識が強く、自分以外の魚を見るとフレアミングという威嚇行為をすることからこの名前がつけられました。
日本で売られているのは、ペットショップなどでよく見かける「改良ベタ」と野生のままの姿を持つ「ワイルドベタ」の二種類。
今回は、そのうち「改良ベタ」を紹介します。
「改良ベタ」とは人の手による改良で、美しいヒレや体色を持つベタのことを言います。尾の長い「トラディショナル」やギザギザしたヒレを持つ「クラウンテール」、コンテストに出場することの多い「ハーフムーン」など様々な種類があり、その美しさから、最近では生きたインテリアと呼ばれることもあるようです。
ベタのいる空間をあなたの家にも
筆者の家では先に挙げた「ハーフムーン」よりも尾ビレが一回り小さい「スーパーデルタ」と呼ばれるオスの改良ベタを飼っています。改良ベタは縄張り意識のより強いオスの方が美しく、ほとんどのペットショップではオスの生体を取り扱っています。
ベタはペットショップではコップに入って売られていることも多く、簡単に飼える強い魚と紹介されることも多くあります。
しかし、いくら強いといっても小さな生き物ですから、簡単に死んでしまうことも多く、何も準備をせずに買い始めると痛い目にあうことも。せっかく飼ったベタを弱らせないために、ここではベタの飼い方の一例を紹介します。
ベタにあった飼い方は個体によって違いますので、参考程度にどうぞ。
これが必要!ベタ飼育の必需品
(ベタの専門店 BETTASHOP FORTUNEのHPより)
ベタを買う前に用意しておくべきものは4つあります。
まずは水槽。ベタは多頭飼いをするとすぐに喧嘩をしてしまうので、一匹につきひとつの水槽が必要です。我が家では9リットルの水槽を使っています。
二つ目は水質調整のための薬剤です。水道水にはベタにとって有害な金属やカルキが含まれています。それらを除去してくれる薬剤を使用しなければなりません。ペットショップや熱帯魚センターで手に入れることができます。店員さんに聞いてみるのが最善です。
次にヒーター。ベタは熱帯魚なので比較的温かい水で暮らしています。冬の間はヒーターをつけましょう。26度くらいに保てれば基本的には大丈夫。もし余裕があれば、水温計も同時に購入するとより良いです。店員さんいわく、「ヒーターは音もなく壊れるので」とのことです。毎日確認しておくことで万一壊れたときにベタへの負担を減らすことが出来ます。
最後にフィルター。ベタは流れに逆らって泳ぐ習性があるため、強い水流があると寿命を短くしてしまいます。水流を調整できるものを買うと良いです。
ベタと暮らす、その方法とは
(ベタの専門店 BETTASHOP FORTUNEのHPより)
ベタは水質の変化に敏感な魚です。そのため、水換えは週に1回、3分の1ほどを新しい水にして、それ以外の日はフンを適宜取り除くだけにすると良いようです。
餌は毎日あげて大丈夫ですが、ベタは際限なくエサを食べようとしてしまう魚なので、決められた量を与えるようにしましょう。
綺麗な色とヒレを持つベタ。手間がかからないとは言えませんが、忙しい生活の中でも飼うことのできる可愛らしいペットです。お部屋に一匹迎え入れてみてはどうでしょうか。
文・写真/sayo