大手IT企業に入社した新社会人1年生に聞く!就活の気になるアレコレ
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(Photo by UBC Leaning Commons)
気がつけばもう、12月も終わり。3年生の皆さんは、就職活動で忙しくなってくる頃だと思います。2年生も、あと数ヶ月経ったら3年生。就活に対して漠然とした不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、皆さんの不安を解消すべく、大手IT企業に新卒入社した社会人1年目の先輩から、就活についてのタメになるお話をたくさん聞いてきました!
就活でやっておいたほうがいいことって?
(Photo by Khuroshvili llya)
―会社の面接にはいくつ行きましたか?
選考を受けたのは、IT系5社と新聞社2社の合計7社。そのうち1社に内定をもらいました。
就活は、2015年の12月から始めましたね。解禁は2016年の3月だったかな。
―資格は何を取っていましたか?
簿記3級、普通自動車免許、TOEIC(スコア835)を取っていたのでエントリーシートに書きました。
―インターンはしていましたか?
一応2015年夏にAmazonの短期インターンに応募したのですが、Webテストで落とされました。
甘く見て何も準備せずに臨んだら、SPIではなくて「玉手箱」という種類のテストが出てきて見事に撃沈。テストにはもちろん制限時間があるので、学力以前に慣れているか慣れていないかで相当スコアが変わると思います。
なので学力に自信があったとしても、テストの形式には慣れておかなきゃまずいです。僕は幸いサマーインターンの段階で気づけたので、本選考ではWebテストで1社も落とされずに済みました。
その他には、大学2年の夏から大学卒業前まで、サークルのつながりでニュースサイトの長期インターンをやっていました。主にやっていたことは、記事校正、アクセス解析、データ分析です。
このインターンをしたことで大人と話すのに慣れました。それに、ベンチャー企業だったから、好きなことをやりたいだけやらせてくれたなぁ。あと、エクセルがだいぶ上達しましたね。
―就活をするときにやっていてよかったと思うことはありますか?
好きなことをやっていたのが一番よかったですね。サークル活動ではポスターや映像、Webサイトを作ったりしました。ニュースサイトのインターンではデータで遊んでみたり。あと、高校の友だちとボードゲームを作りましたね(笑)
モノがあると、面接のときにそれを持っていくことができ、話しやすいですね。IT企業やベンチャーは、社内の会議室を使って面接を行うことが多いので、近い距離で机を使って話すことができます。ただし、伝統的な企業は椅子だけなので、この手は使えません(笑)
僕は、好きなことをやるのが一番身につくと思います。好きじゃないことは身につかない。
―留学をしていると就活に役に立つと聞いたのですが、実際どうなのでしょうか…。
話のネタになるのが良いと思いますね。でも、留学行けば内定をもらえるわけではない。
例えば、留学に行くことで語学力が上がったのであれば、それをTOEICなどで示せばいい。
面白い発見やエピソードがあったなら、それを面接のネタにすればいい。
留学で得た経験を面接で語れるというだけで、必ずしも有利だというわけではないと思います。
―業界分析は、どのようにすればいいですか?
その業界の会社にどこからお金が入って、どこに、どのようにしてそのお金が出ていって、その結果どのようにその会社が儲かっているのかというシステムが分かればいいと思います。
例えば、ドン・キホーテだったら、仕入先からたくさん買う代わりに安く仕入れられるから、消費者にも安く売れる。コンビニだったら、全国の店舗からデータや事例をかき集めて分析し、そこから得たノウハウを全国の店舗に展開する。
そういうどうやってお金を使って、どうやってお金を得ているかを知ることができればそれでいいんじゃないかな。
欲を言えば、そのビジネスモデルを踏まえて、「もっとここをこうした方がいいんじゃないですか」って言うことができればベストですね。
―自己分析はどのようにしましたか?
自分は「何が強いのか」「何が弱いのか」「何をしたいのか」を、3つずつ言えればいいと思います。
ただ、最初の2つは、面接ではそんなに聞かれなかったですね。「なにをしたいのか」はしっかり語れる方がいい。
就活は「受験」とは違う
(Photo by zwenzini)
―就活は「大学受験のようなもの」という話を聞いたことがあるのですが、実際はどうなのでしょうか?
たしかに年収や知名度のような、勝ち負けに結びつきそうな要素はある。
でもそれ以上に自分の価値基準に合っているかのほうが、入社してからの満足度に繋がるんじゃないかな。
もし、年収や規模、知名度を大事にする価値観を持っているなら、その人にとって就活は競争になると思います。
就活とは「試着」のようなもの
(Photo by Marina)
―先輩にとって就活とは
就活は、お互いがお互いを試してみて、「サイズは合うかな・似合うかな」っていうのをチェックするようなもの。まるでお店で服を試着するのに似ていますね。
同じ空間でお話しすることを強いられて、人事は「この人うちの会社にいそうかな」っていうのを観察して、就活生は「この会社に入ったら面白いかな、居心地いいかな」っていうのをイメージする。
就活は直前にバタバタしても結果はあまり変わらない。「なるようになるし、なるようにしかならない」をスローガンにしてました。そのような気持ちで臨んだらいいと思います。
「やりたいことを思いっきりやればいい」
今回聞いたアドバイスは、就活だけではなく、ゼミやバイトの面接などあらゆる場面でも活用できそうですね。
就活に不安を抱えているそこのあなた!学生時代、自分がやってきたことに自信をもって就活を行いましょう。
文・取材/ひなた
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