身内のことばに傷ついた27歳早大生が、同じような経験を大学生たちに聞いてみた
いよいよ夏本番!連日暑いですね。あちらこちらでセミの鳴き声が聞こえます。
大学生活を楽しんでいる皆さんの中には、何かを言われて辛い経験をした人がいるのではないかと思います。私もそうでした。
前回、ブラック企業の記事を配信しましたが、企業を辞めてからの2年半もまた、受験で苦しみました。成績が一向に伸びなかったということもありましたが、最も辛かったのは家族が否定的な言葉を投げかけてきたことです。
この経験は今でも、忘れることができません。そこで、私と同じような経験をした人もいるのではないかと思い、大学生の皆さんに身内の言葉に傷ついたエピソードを聞いてみました。
何様なの?〜悪口編〜
(Photo by Emma Line)
このケースが一番多いのではないでしょうか。
自分のことを否定されるのはいつだって辛いものです。そうした言葉を投げかけられるのは勘弁してほしいと思う人も少なくはないはず。私も受験期間中に親戚に「あいつに早稲田なんて絶対無理」と言われていましたが、最近掌を返して「本当に早稲田に入りよったわ」と褒めているという話を聞きました。謝罪なしにコロッと意見を変えるのいかがなものでしょうか……。
そんなこと言われる筋合いある?〜人格否定編〜
(Photo by James)
アメと鞭はバランスが重要です。親に人格否定をされた方もいるかもしれません。こういうことを言われると自己肯定感が下がっていきますよね。私の親族は誉めない方や、このような発言をする方が多かったように思います。大学に受かってからも、「早稲田を5つも受けたら1つは受かるやろ」と親戚に言われました。少しくらい褒めてくれてもいいのに!と思ってしまいます。
全部一緒だと思うなよ!〜価値観の不一致編〜
(Photo by foundin_a_attic)
親も子どもの人生を思うからこそ辛口になるのでしょうが、子どもからすれば大きなお世話と思うことが多いのではないでしょうか。勉強は自分のためにするものであると私は思います。偏差値、ブランド、学びたいことなど、大学選択には色んな基準があります。自分の価値観と違うからといって、子どもの頑張りに水を差す行為は誉められたものではありませんよね。
大きなお世話だ!〜勉強催促編〜
(Photo by Kevin Zollman)
やるぞ!と思っている時に命令されると逆にやる気をなくしてしまいます。命令されたら反抗したくなるのが子どもの習性ではないでしょうか。楽しく諭すように教えて欲しいものです。
毎日ストレス社会の中で生きることは大変ですが、そのストレスを他人にぶつけることは良くありません。子どもは子どもで毎日必死に頑張っているのです。親子である前に、一人の人間として接し、子どもの可能性を信じてあげて欲しいと切に願っております。
努力を見てくれている人はどこかにいるはずです。人より苦しい経験をした人は、それを乗り越えられれば大きな自信になります。将来の飛躍のために、直面している状況をバネにできるかは自分次第です。同じような経験をした私たちだからこそ結束力を持つことができます。支え合って頑張っていきましょう!
(文/浜石用語)