インターンの時期迫る!日本最大PR会社「ベクトル」から内定をもらった理系学部出身のNさんにインタビューしてみた
2018年度ももう残りわずかとなりました。強烈な寒さに尻込みし、家でのんびりしている人も多いでしょう。そのような中、大学3年生や修士の1年生は来年6月解禁の就職活動に向け、慌ただしい準備に追われていると思います。
近年、インターンという言葉をよく耳にするようになりました。
そこで今回は、インターンを経て、日本最大のPR会社「ベクトル」の内定を獲得したT工業大学4年生のNさんにインタビューを行いました。
経歴
(Photo by justissam)
――どのような経歴をお持ちですか?
Nさん:T工業大学工学部土木学科の4年生です。
――土木学科に入ったきっかけはどのようなものですか?
Nさん:橋やトンネルを作りたかったんですね。それで今の大学に入ろうと思いました。現在も橋をテーマに研究を続けていて、「境界要素法(通称FEM)」による解析を精密にする研究をしています。
――なにやら凄そうですね。あまりなじみがない分野なので、詳しくお聞かせください。
Nさん:まず、構造物を「ひとつ」ではなく、たくさんの「要素」が集合してできていると考えます。それから、それぞれの要素ごとに解析して、最後にすべてを合算するというのが境界要素法です。これの精度をもっと良くして、より精密な解析をしようというのが研究テーマです。
院に行かずに学部就職した理由
(Photo by fliker)
――理系の学部から、院を経ないで文系就職するというのは珍しいイメージがあります。
Nさん:もともと私は、学部の3年生までは普通に大学院に進もうと思っていたんです。その後、国家公務員かゼネコンに就職しようと思っていました。
――なにか心境の変化があったのですか?
Nさん:「勉強向いてねぇ~」と思ったからです(笑)。勉強が嫌いとか、研究が嫌いとか、そういうわけではないんですよ。ただ、周りに優秀な人材がたくさんいるのを目の当たりにして、自分には向いてないなと諦めがつきました。
――優秀な環境で、優秀な人間に囲まれたからこそ分かることですね。
Nさん:そうですね。また、大学の授業の一環で、自分が目指していた公務員の方やゼネコン社員の方と直接お話しさせていただいたこともきっかけのひとつです。話を傾聴して、国内の転勤は当たり前、海外勤務を経験しないと出世できない、といった実態を知ることができました。私は絶対に都内(首都圏)から出たくなかったので、この時点で院進することはだいぶ悩みましたね。
――葛藤があったのですね。
Nさん:はい。そんな中で自分が得意なことや苦にならないことはなんだろう?としばらく考えていたのですが、「人前で発表すること」という結論にたどりつきました。じゃあ、これを仕事に活かせるのはどんな職業か?と考えた時にまっさきに頭に浮かんだのが「広告代理店」だったのです。
――目標が定まってから、苦労したことはありますか?
Nさん:周りに広告代理店に就職した先輩がいませんし、業界のことを何も知らないし、知れなかったことです。孤立無援、ゼロからのスタートでした。なんとかしなければと思い、まず私は「知識があって損することはない」と考えて、広告関係の就活サイトや就活本を読みあさりました。
その中で、「インターンが有用」だという情報があったので、広告代理店のインターンに片っ端から応募しました。ただ、大手のインターンはどこも少数精鋭なので、書類選考や面接があります。もちろん、これをしっかり練らないと落とされますし、私も大半は落とされました。
インターンを経て
――インターンからすでに就活の前哨戦は始まっているのですね。実際に参加して、なにか良かったことはありますか?
Nさん:実際の仕事内容を詳しく教えてもらえること、グループワークを行ってもらえることなどですね。後者は実際の就活でもさせますし、経験が積めました。
また、個人的に一番ありがたかったのは、広告関係の会社にもさまざまな種類があることを知れたことです。例を挙げると、私の入社する「PR会社」、「代理店」、「webマーケティング」、「制作会社」、「デザイン事務所」などがあります。それぞれ、行う業務が全く違うので、見極めが肝心です。一般的には、「企業説明会」が見極めに有用だと考えられますが、インターンはさらに一歩踏み込んだ内情を知れるのが強みですね。
就活生へ伝えたいこと
(Photo by jun560)
――本日はためになるお話を聞かせていただきまして、どうもありがとうございました。最後に就活生にメッセージをお願いします!
Nさん:私は大手代理店を何社か受けましたが、最終的に自分がしたいことを考慮し、「ベクトル」に入社しました。
今はもう、終身雇用制度が機能しているとはいいがたく、一生を同じ会社で過ごすような時代ではなくなりました。「その会社にいたら、自分の最終目標を達成するための能力が身につくのかどうか」を考えて就活をすることをお勧めします。もちろん、すぐに目標が見つかることはないでしょうが、何かしら将来の方向性を考える機会として、インターンに参加してはいかがでしょうか。自分の知らなかった世界をのぞけるまたとないチャンスだと思いますので、ぜひともお勧めしたいです!
昨今の就職状況が目まぐるしく変わっていることが分かり、勉強させていただきました。これからの就職活動は、インターンに参加することが当たり前になるかもしれませんね。
文:濱井 正吾
株式会社ベクトル 1dayインターン概要
・参加者満足度98%を超える実践型インターンシップ。
・グループワークを通して、総合PR会社の仕事を実践的に学ぶ。
開催日程
・1/10(東京)
・1/11(東京)
・1/16(東京)
・1/29(東京)
・2/18(大阪)
※2月以降も東京で順次開催予定
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