現役大学生に聞く”借りパク”体験談!何で○○があの人のものに!?
(photo by Jim Lukach)
水無月がやってきました。とうとう梅雨の季節の到来ですね!傘の手放せないぐずついた一日が多く、低気圧に悩まされている人も多いことでしょう。一般的に日本は世界においても治安の良い国として有名ですが、雨の日にコンビニやスーパーなどの傘立てに傘を差しておくと、退店した時に「私/俺の傘、パクられた」という大事件に嘆く声を筆者はTwitterなどのSNSで目にすることがあります。
筆者はこの広い早稲田大学で1年間を過ごしてみて、個人的に「衝撃的な事実」に気がつきました。
それは、「ビニール傘」を持っている人口が男女問わずあまりに多いことです。
「もしかしてこの人たち、よくパクられるからもうビニ傘にしたんじゃ・・・」という偏見に満ちた疑惑を抱いた筆者は、「大学生って誰でも借りパクされたことあるんじゃない?」という結論に至りました。Gaku-yomu編集部は、そうした疑問を解決するため今回実際に調査を行ってみました!
現役大学生14人に調査!実際「借りパク」をされたことは?
独自に現役大学生14人に調査を行って回答を集計した結果、上のグラフのようになりました。内訳は「ある」と答えた人が4人(28.6%)、「ない」と答えた人が予想外の10人(71.4%)でした。
借りパクをされた経験が「ある」人の割合はまさかの7分の1。思ったよりも少ない。やはり日本の治安は信頼されるべきものだったのかと少し感動してしまいましたが、とりあえず次の質問に進みましょう。
みんな意外と奇妙なものを借りパクされていた!?
(photo by Twentyfour Students)
肝心なのは「何を借りパクされたことがあるか」ということ。筆者の予想では「やっぱり文房具かな」というところですが、一体実情はどうなっているんでしょうか。
回答を見てみましょう。
「ボールペン。クラスの友人に盗られた」(大学一年生/男性)
まだ予想の範囲内ですね。
「漫画」(大学一年生/女性)
「シリーズものの漫画の9巻と10巻。中学卒業以来疎遠になり、結局返してもらうタイミングを失ってしまった」(大学三年生/女性)
これもまだ理解はできます。許せるかどうかは別ですが…。でも9巻と10巻が誰かの手に渡ったまま、しかもシリーズもの…となるとかなり複雑な気持ちに駆られますね。本棚に並べたときその部分だけ無いと、貸した人の顔をいつまでも忘れられなさそうです。
「寮の友人に貸した簿記の問題集、炊飯器の内釜」(大学四年生/男性)
・・・なぜ炊飯器の内釜だけが?
寮の友人さんは内釜を割ってしまったりしたのでしょうか。炊飯器本体を買い換える訳にもいかなさそうですし、大きな謎が残ります。大学生は寮に住んでいる人も多いので、物の貸し借りは一人暮らしの人や実家暮らしの人よりも頻繁かもしれませんね。
借りパクされたこの方はそれ以来どうやってお米を炊いたのでしょう・・・。
(photo by David Orban)
また、こんな珍エピソードを紹介してくれた人もいました。
「いとこに漫画を貸した。なかなか返してくれないなーって思っていた。しかし、数ヶ月後、いとこの家の病院の本棚に貸したはずの漫画が普通に置かれていた…。あれ?私物化してる?もう、君の家のものになってる?返してとも言えず、いまだに診察室の待合室の本棚にあって、多くの患者さんが愛読しています」(大学四年生/性別非公開)
「多くの患者さんが愛読しています」というオチが非常に秀逸で、怒るにも怒れない複雑な感情に支配されているであろう姿が容易に頭に浮かびます。それにしてもしれっと病院の待合室に自分の漫画が置いてあったら、ジャ○アンも仰天モノですね。
意外な結果に!借りパクをした人は○○%!
壮観なまでの2分の1。なんということでしょう!こうなると借りパクを「された」ことはないと答えていた人も、「した」ことはあるということになってしまいます。先ほど治安の良さに感涙しましたが、その筆者の涙も一瞬にして引っ込んでしまいました。
これも予想外の結果になりましたが、気を取り直して次の質問を見ていきましょう。
「いやそれよく催促されなかったな!」と叫びそうになるモノまで!?
(photo by Karen Eliot)
借りパクをされたことがある4人のうち、2人の方は「漫画」と答えていました。なので同様に、誰かから借りた漫画が自分の手元にあるまま、というような回答がこちらでも見受けられるのではないでしょうか・・・。
結果を見てみましょう。
「友人のマンガ」(大学二年生/男性)
「シャーペン」(大学一年生/男性)
「友人に借りた消しゴム」(大学一年生/女性)
「漫画」(大学二年生/女性)
「スティックのり」(大学四年生/女性)
・・・先ほどと同様、ここまではいいのです(倫理的には良くないですが)。しかし思わぬ回答が潜んでいました。
「制服」(大学一年生/女性)
筆者にとっては言葉を失うレベルです。因みにこの方によると、「中学二年の冬が終わって、翌年のことを考えずに冬服を捨ててしまった。そのあと“卒業する前に返す”という条件のもと友達のものを借りていたが、めんどくさくなってそのまま返さず、音信不通になってしまった。今は深く反省している」とのこと・・・。どんな事情であれ、借りたものはきっちり返すようにしたいものです。
まとめ
(photo by scottnj)
これを読んでくれている方の中にも、他人のものを勝手に私物化したりされたりと、少なからず「借りパク」という概念に馴染み深い人がいるのではないでしょうか。
もし「あっ、アレずっと返してなかったな・・・」と思い当たるものがある人は、大切な友情が崩壊する前にすぐに返しましょう!
皆さん、窃盗はダメですよ!
[ad#co-1]
(文/一年明日)