【新入生向け】現役大学生5人による「バイト選び」赤裸々座談会
もうすぐ4月。
いよいよ2020年も本格的に始まり、コロナウイルスの影響で開催が怪しいものの、東京オリンピックも夏に控えたワクワクの止まらない一年になりそうですね。
さて、新学期が訪れることに一番驚いているのは、初めての春を迎えた受験生たちよりもむしろ2,3年生になる在校生のほうではないでしょうか。「大学生活は人生の夏休み」とはいうものの、長い人生に比べたら一瞬で過ぎ去ってしまうもの。気が付けば2,3年過ぎていたという事実に気づくと、どんな大学生でも「え?もう?」と呆気にとられてしまいます。
その「人生の夏休み」ですが、夏休みの自由な生活を充実させるのには何といっても「お金」が必要です。そのために大学生のほとんどは、毎日嫌々ながらも「アルバイト」に励みます。
でも、新入生の皆さんにとっては「初めてバイトするなら、何のバイトを選べばいいんだろう?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで、現役大学生が集うGaku-yomu編集部では、新入生におすすめしたいバイトや大学生のバイト実態をご紹介するため、座談会を開きました!
写真には3人しか映っていませんが、今回のメンバーは5人。
内訳は3年生が1人(らみー)、2年生が2人(一年明日・もづ)、1年生が2人(すだち・サムライ)という構成です。まずは、それぞれが「今はどんなバイトをしているのか?」を理由とともに語っていきます。
みんなどんなバイトをしているの?今のバイトを選んだ理由は?
一年明日(以下、一)「まずはみんなが何のバイトをしているかっていうのを聞きたいんだけど、みんな今は何のアルバイターですか?ちなみに私はライターインターンとカフェを掛け持ちしてます。カフェバイトは単に憧れてたからで、ライターの方は物書きをしたかったからっていう理由です」
もづ(以下、も)「書店でバイトしてます!自分が書店で働くことに興味があったのと、あと給料が良かったこと、それから接客業が好きなので…笑」
みおか(以下、み)「前やってたのは、単発が良いなって思ったからコールセンターのバイトと、それから塾講(塾講師)。今は中華レストランで働いています!」
すだち(以下、す)「家庭教師とカフェですね。カフェは朝から働けるのが良いなって思って始めました。家庭教師は…ぶっちゃけ週1で椅子に座ってるだけでお金が貰えるんで」
一「それ理由なの面白すぎるでしょ」
いしかわ「僕は塾の雑用やってます。もともと塾でバイトをしていて、そこから派生した、みたいな感じです。シフトの融通が利くんで続けてますね。あと仕事内容もどちらかといえば楽なので…」
一「こうして見ると、結構みんな色々バイトはしてるんだね、周りとか見ても掛け持ちしてる人も結構いるし、みんな社畜だあ」
も「いるいる。みんな本当すごい。私は(掛け持ち)できない(笑)」
自分がバイトを選ぶ一番の基準は?
(photo by まぽ)
一「バイトを選んだとき、自分が一番重視してた基準とかある?」
一同「「お金」」
一「やっぱり(笑)」
も「結局給料が一番だし、あと自分が続けられそうかどうかっていうのも大事だと思う。続けられないと意味がないからね」
み「一番は時給だけど、やっていて楽しいかどうかとか、興味だよね」
一「私も時給だな(笑)。でも時給が良いとそれだけキツいバイトってこともあるから、本当に自分の興味とか時間に合ったところじゃないと厳しいよね」
も「それめっちゃ思う」
す「僕は”何かあったら辞めればいいや”っていう精神で、実際事あるごとに酷い辞め方とかしたことあるので……何とも言えないですね(笑)稼げればいいかなっていう」
一「円満に辞めようよ!辞める時ぐらい!(笑)」
実際、バイトって大変?初バイトはどうだった?
一「初バイトは某デパートのお惣菜コーナーだったんだけど、めっちゃくちゃキツくて辞めた……”初心者大歓迎!”とか甘い言葉を求人広告には掲げてるけど、本当プロアルバイター向けだと思ってる。初心者はやっちゃいけない」
す「それ、僕もたぶんなんですけど同じデパートで働いてました(笑)デパートって凄く接客がしっかりしているだけに決まり事とか多いんですよね」
一「そうそう。だからバイトデビューには向かないと思う。実際私がいた店舗も、大学生自体は多かったけど1年生は全然いなかったし。いわゆる”ラクなバイト”を探してるなら絶対デパートは違う(笑)」
も「バイトデビューは居酒屋、というかバーだったんだけど、私はあんまりそういう苦労したこととかは無かったな。ひたすら楽しかった!最初は緊張してたけど、社員さんもバイトも皆良い人だったからかな」
い「僕もあんまり無いですね。大変だな~、とか実感したこともそんなにないです。緊張はしてましたけど(笑)すぐに慣れます」
み「接客業だったら、特に居酒屋とかは結構ダルいお客さんとか多いから大変。でもそういう飲食店は割と大学生のバイト同士仲が良かったりするから逆にオススメかもしれない」
一「どこの店にも必ずいる迷惑客……接客バイトするなら一度はぶちあたる壁ですよね」
み「うん、結局バイト先の人間関係が一番自分のモチベーションに影響すると思う。楽しかったら仕事が大変でも続けるし」
辞める時はなんて言う?意外と言い出しにくい「店長、バイト辞めます」
(photo by TicTac)
一「”退職願”なんてバイトでは書かないけど、辞める時ってなんとなく言い出しにくくない?」
も・み「「分かる~~」」
も「バイトの面接のときもそうだったけど、吐きそうなくらい緊張した……何とか耐えたけど」
一「すだちくんは退職のプロだからその点ご教示願いたい(笑)」
す「正直、一回バッサリ辞めちゃえば後は一緒ですよ(笑)。バイト辞める時は緊張するって言いますけど、面接のときから”どうせ長期間居ないしな”とか(実際には思っていなくても)思い込んでおけば全然大丈夫だと思います」
一「まあ確かに、真面目にはやるけど”いつでもやめて大丈夫”っていう道を用意しておけば基本的に怖くなくなりそうだよね」
み「私は塾講のバイトを辞めるとき、”生徒のちょうど受験期に合宿があって、責任取れないんで辞めます”っていう風に言ったことある。あともちろん嘘ではあるんだけど、親戚の病気使ったりとか……」
も「出来るだけ正直に言うのがいいとは思うんですけど、どうしても辞めさせてくれないちょいブラックなバイトとかたまにあるんですよね……そういうのに対しては都合の良い嘘をついて辞めるしかないですよね(笑)」
一「デパートもだいぶ辞めにくかったんだけど、勇気を出して店長にラインで言った。で、それまでは辞めちゃダメみたいな雰囲気を感じてたんだけど、意外とあっさり辞められたなぁ。結局踏み出してみると案外ラクだったりするよね」
初バイトは結局何がおすすめ?心構えは?
1時間ほどこのメンバーで話し、「おすすめの初バイトは何なんだろう?」と考えてみた結果、「これ!」という職種よりも、「自分が興味あるバイトが一番」という結論に落ち着きました。
時給も場所も大事ですが、長い期間で働くことを考えたら、結局のところ「やってみたいものを選ぶ」ということがベストだといえます。バイトは正社員とは違って、いつでも辞められるのとシフトの融通が利くのが最大の魅力。
ちなみに筆者は、一旦短期バイトでイベントや軽作業のバイトを経験してみて、そのあとカフェや居酒屋などといった一般に思い描く「アルバイト」をするのが良いのではないか、と経験上考えています。
いずれにせよ、自分に合ったバイトは必ずあるはずです。バイトを始めてみて、「合わない」と思ったら別の場所に移るのもよし、そのまま頑張るのもよし。まずは一歩踏み出してみましょう! 色々と悩むのはそこからです。
それでは、快適なバイトライフ&楽しい大学生活を!
(文/一年明日)
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