【頼む、早く収まってくれ】自粛生活中なにしてる?~大学生・新社会人32人の実態~
(photo by everywhereisimagined)
現在、国内だけでなく、世界レベルの大問題といえば「新型コロナウイルス」。
4月8日に緊急事態宣言が出されてからさまざまな店舗が休業になりましたが、筆者もその煽りを受けた一人です。生活の生命線であるアルバイトに入れなくなってしまいました。皆さんの中にも「バイト先が閉店したから仕事がない!」「シフトに入れないから給料がない!」など、多くのお悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか。
大学も春学期が全面オンライン授業になったり、新卒で入社を迎えた新社会人の方々はオンライン研修になったりと、今までに経験したことのない予想外の環境になっていますよね。買い物にさえ行きづらい自粛生活、ストレスが溜まってしまうのも無理はありません。
そろそろ自粛生活の暇つぶしネタも尽きてきた、という人は多いかと思います。
そこで、今回Gaku-yomu編集部では、現役大学生および新社会人の方々32人を対象に、新型コロナウイルスが私たちの世代にどれほど影響を及ぼしているのかを探るためのアンケート<名称:【Gaku-yomu編集部・記事執筆へのご協力のお願い】自粛生活に関するアンケート>を行いました!
今回はその調査結果について詳しくご紹介していきます。最後には皆さんのコロナへの怒り・愚痴も掲載させて頂いたので、憂さ晴らしにご活用ください。
今回の回答者層は?
今回はSNSを通じ、Google フォームでアンケートを実施しました。「大学生・社会人」を対象とし、その結果集まった内訳は以下です。
この春新しく二年生・三年生・新社会人になった方々に、多くのご協力を得ることができました!
Q1.「自粛期間中、何をしていますか?」
最初の質問は、「自粛期間中何をしているか」という内容(自由回答)。
目立つ回答は、「映画・アニメ・テレビ番組・漫画鑑賞」。かなりバラけているかという印象でしたが、この4つは回答に含めている方が多く、まさに「ダントツ」でした。やはり、予期せず多くなった春休みを動画サイトを一日中見て過ごすという生活の仕方がメインなようです。
そのほかにも、「読書」や「ゲーム」、そして今何かと話題の「Zoom飲み会」を挙げる人も。「畑仕事」という思わずびっくりしてしまうような回答もあり、大変な時期ですが外で仕事をしてくださっている方々に頭が下がる思いになりました。
また、この時期には絶対に欠かせない物流の仕事である「スーパーのバイト」をしている方もいました。新社会人の方のほとんどは「オンラインで遠隔研修・在宅ワーク」。なかなか業務がスムーズにいかず、四苦八苦しているという声も聞きます。
学生のときはひたすら部屋にこもってアマプラで映画を観ていました。社会人になってからは在宅で新人研修を行っています。家からあまり出ません。朝と昼に散歩をしたりしています。たまには友だちとテレビ電話を繋いで話しています。1人で寂しい。
ある人は、そんな溜息を漏らしていました……。
Q2.「新型コロナウイルスがあなたに与えた影響は?」
ニュースやTwitterで連日騒がれる、感染者拡大の報道。
見続けていると気が滅入ってしまいますよね。それだけに、この質問内容にも皆さんの日々のストレスを想像させるような痛切な回答が揃っていました……。
外に出られないためバイトができない。
楽しみが色々消えたこと
娯楽ができる日常が幸せだったと感じた。
日常の有り難みを感じた。
研修がテレワークになった。ライブが中止になった。企画してたイベントが予定通りにできなくなった。食料品以外の買い物ができなくなった。友人と会えなくなった。
新歓イベントが軒並み中止で、これからその対応を考えなきゃいけない
精神的不安定さ
旅行の計画が中止になってしまった、病院に入ってしまった祖母に会えなくなってしまった
できなくなった事柄は数知れず。ライブ・イベントの中止には「最前列のチケット当たってたのに……」と肩を落としている方も少なくないはずです。
やはり友人や家族と出会えなくなったことや、3月・4月の恒例イベントの卒コンや新歓が行えなくなったことへの辛い感情を深く読み取れますね。
一方で、ポジティブな回答を示す人も。
運動不足解消のため、毎日近所を散歩するようになりました。
日々が虚無になったが、新しい趣味を発見できた
仕事が在宅になってクソ楽
などなど……。確かに、これほど毎日家にこもって過ごすことは珍しいですよね。暇な日常をどうやり過ごすか工夫をする中で、新しい楽しみを見つけた方も居るようです。
Q3.「今回の件が収まったら何がしたいですか?」
長い人は2ヶ月以上にも及ぶ自粛生活。その中の楽しみのひとつは、「自粛期間明けたら何しようかなぁ……」と思いを馳せること。
今回の回答結果ですが、
とにかく人に会いたい。
カラオケ・ショッピングに行きたい。
タバコが吸いたい。
ライブハウスに行きたい!
働きたい。
普通の生活をかみしめたい。
旅行に行きたい!
祖母に会いたい、どこか遠くへ出かけたい。
などなど、心なしか文面から悲痛な叫びが感じ取れるものでした。
ところで、大学生の代名詞と言っても過言ではない「飲み会」ですが、こちらも4名の方々が「まずやりたいこと」に挙げていました。安定的ですね。
Q4.「感染症予防対策で行っていることは何ですか?」
自粛が必要とはいえ、生活必需品の買い出しやバイトなど、やむを得ない外出は時としてあるもの。
でもその際には、マスクの着用や手洗い、帰宅してから即シャワーを浴びる……など、さまざまな注意が必要ですよね。
皆さんは具体的にどんな対策を取っているのでしょうか。
今最も重要と言っても過言ではない「外出自粛」ですが、筆者がポンコツだったため、こちらを選択肢に設けるのを忘れてしまい(その他、の自由回答にゆだねてしまいました…)、異常な回答の少なさとなってしまいました。
が、全体的な回答の文面から見て、「皆さんしっかり自粛生活を行っています」と強調しておきます。
やはりマスクや手洗いうがいは必須のようです。そのほかにも「いろんなものを少しずつ食べる」……とのこと! 健康に気を遣った素晴らしい対策方法ですね。
Q5.最後に、新型コロナウイルスへ一言 (長文でも可) お願いします。怒りや愚痴などを書き込んでくださっても構いません。
最後はフリースペースを設けました。28名の方に記入して頂けました!
この章ではこれ以上筆者は何も言わず、ただ回答してくださった皆さんのそれぞれのカオスな叫びを羅列させて頂きたいと思います。
全て載せると長くなってしまう上、一部「これは載せられないかも……」と苦渋の決断をした回答もありましたので、そちらは割愛させて頂きます……!
楽しみが消えて不安しかないので気持ちが暗くなってます。早く収まってください。
夏までに収束してくれないと人生設計狂うから頼む。
外出自粛になったことを恨むべきなのか、春休みが長くなったことを感謝するべきなのか、複雑な気持ちです
covid-19は見知らぬ人から有名人まで、さまざまな人を死に追いやりました。志村けんさんや岡江久美子さんの訃報を聞いた母は大変ショックを受け、毎日暗い顔をしています。父も在宅勤務が多くなり、いろいろあって家庭内の空気が暗くなってしまいました。就職活動のこともありコロナ鬱になりそうです。早く収束してください。家庭内崩壊に至る前に。
人間が増えすぎたため間引くのは理解出来なくもない。
これで私の日常生活が非常に変わったので結構迷惑がかかった。コロナに対しての国際反応が遅すぎて経済が大変なことになりそう,しかも将来に就職ができるか悩んでいる。
死者が出たり景気が悪くなったりするのは深刻なことだと思いますが、これを機に法を整備したり働き方を変えたり地域医療を強化したりして、災害や感染病に強い持続可能な社会を作っていくきっかけになればいいと思います。
新生活への期待と不安のうち不安の割合が大きすぎる。あんまりだ……。
どこもかしこも大変だけれど、同時に今の時代だからこそ滞りなく行えていることも多く感じています。特に最前線で働く医療従事者には頭が上がりません。少しでも早く事態が収束すれば、と祈ることしかできないことが悔やまれます。
心配した実家が生活物資をたくさん送ってくれます。大変ありがたいのですが、この間は米が10kgと餅が3袋届きました(一人暮らし)。この炭水化物たちをどう消費しようか、目下思案中です。
楽しみな予定が潰れてすごく虚無にはなったが、色々なことを考え直す機会にはなった。
本当にいい加減にしてくれ。どんだけ暴れれば気が済むんだよ、多くの人の命奪うな!志村けんの命を奪ったのは本当に許せない。人類は一体何をしたんですか!いい加減におさまってくれー!ふつうに戻りたい!
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
(文/一年明日)