【西武線ユーザー必見!】おすすめスポット・穴場を巡る西武探報〜入間編〜
「人間」ではありません。
もしかして「入門編」に見えましたか?
埼玉県入間市はかつて「武蔵国」と呼ばれたエリアの西側、いわゆる「西武」と呼ばれる地域に属しています。市域全体は緑豊かな台地と丘陵からなりたっていて、県下一位の生産量を誇る茶畑の景観が広がっています。
西武エリアを横断する路線「西武線」は池袋以西の西東京→所沢→狭山→飯能→秩父に至るまで通っていて、あまり目立った観光地もないので、比較的地味なイメージを持っている人が多いかもしれません。また、西武ライオンズや百貨店のイメージが強く、「旅行をしよう」と考えている人は少ないのではないのでしょうか?
しかし、昨年には飯能に北欧の雰囲気を模した「ムーミンバレーパーク」が開園された上に、2023年には「としまえん」の跡地にハリー・ポッターのテーマパークの開園が予定されています。
そのため現在、西武は大変な盛り上がりを見せているのです!!
なので今回は、実際に1年間西武沿線で暮らしてきた筆者の視点から、まだまだ知られていない西武の魅力をお伝えするために、まずは入間市の魅力的なスポットからご紹介します!
(※使用している写真は、全て筆者が実際に足を運んで撮った写真です!)
1.JOHNSON TOWN | ジョンソンタウン
ジョンソンタウンは入間市の住宅街の中にあり、アメリカ風のオシャレな建物が軒を連ねます。街の中にある看板やロゴには横文字のものが多く、まるで本当にアメリカに来たかのような気持ちを味わうことができます。
元々は観光用に造られた訳ではないらしく、近くに「ジョンソン基地」というアメリカ兵の基地があったために、彼らの邸宅としてこの区画が使われていたそうです。
比較的最近になってから観光化が進み、アメリカンな街並みを眺めながら、おしゃれなカフェや雑貨屋を堪能できるようになりました。辺りは静かで人も少なく非日常的な空間で、まったりとしたデートなんかにもオススメなスポットです。
そしてなんと、ジョンソンタウンには住むことができます。
都会から離れた開放感のある土地とオシャレな家で、堂々と庭で大型犬も飼えます。おそらく子育てもノビノビとできますし、なんて幸せなライフスタイルなんでしょう……。
公式ホームページはこちら
- 西武池袋線/入間駅 歩20分
2.彩の森入間公園
お次は広々とした自然を堪能しましょう。「彩の森入間公園」は、地元民にとても愛されている公園です。
先ほどのジョンソンタウンからは目と鼻の先なのに、住宅街に近いとは思えないほどの開放感があります。敷地がとても広く、ランニングのために利用する人もたくさんいます。また季節限定のビアガーデンを楽しんだり、BBQを楽しんだりする人も多いみたいです。
公園内には多くの池があり、中には噴水があったり、蓮が浮かんでいたり、亀が泳いでいたりします。また至る所に四季折々の菜園が施されており、チューリップやポプラ、カエデなどの花を楽しめます。春には桜が一面に広がるので、花見にも最適です。
とても長閑でポカポカとした空気のなか、うとうとと白昼夢に誘われてしまいそうになりながら、何気ない大学生の余暇を楽しみましょう。
公式ホームページはこちら
- 西武池袋線/入間駅 歩15分
3.航空自衛隊入間基地
公園の隣にある航空自衛隊の基地です。普段は中に入れませんが、柵の外から敷地内の戦闘機を覗き見ることができます。最近ではブルーインパルスがバズりましたが、飛行機好きなら興奮すること間違いなしのスポットでしょう。
所沢市には「航空記念公園」という場所もあり、西武には飛行機のイメージが強くあります。他の場所と比べて、旅客機以外の軍用の機体が住宅街の上を滑空するのです。
この入間基地ですが、毎年7月末の「納涼祭」があり、花火大会や盆踊り大会が開かれます。残念ながら今年(2020年)は中止されてしまいましたが、毎年かなりの盛り上がりを見せているみたいです。
また、年に数回、敷地内の見学ツアーが催されるそうです。普段は決して中に入れない未知の領域に踏み込んでみると、新しい価値観が生まれるかもしれません。そういえば、今年で終戦から75年になるんですね。ここにある戦闘機が使われないことを祈るばかりです…。
- 西武池袋線/入間駅 歩12分
4.三井アウトレットパーク 入間
入間といえばこの場所、「三井アウトレットパーク入間」を思い浮かべる人は増えてきているかもしれません。このアウトレットパークは国内最大級の敷地面積を有し、ブランド店はもちろん、雑貨屋や飲食店まで、200以上の店舗が並んでいます。
駅からは遠いので、入間駅から出ているバスに乗りましょう。近くにはCOSTCOもあり、まとめて買い物に来るお客さんが多いみたいです。荷物が多くなるかもしれないので、あれば車がオススメです(自転車で来ている地元民もいるみたいですが…)。
これだけ多くのアパレルショップに囲まれる体験は、なかなかありません。表参道や下北沢などにはが多いですが、素性の知れないブランド店や個人経営の店も多く、一軒一軒気軽に見て回るのには敷居が高いですよね。
ここには誰もが知っているブランドの多種多様なアウトレット商品が置いてあるので、テーマパーク感覚で楽しむこともできます。入間に来たなら、ぜひ行ってみてほしいスポットです!
公式ホームページはこちら
- 西武池袋線/入間駅 バス 15分
- JR線・東武東上線/川越駅 バス(直行) 40分
- 中央線/立川駅 バス(直行) 45分
5.茶畑
最後は、渋いスポットで締めくくりましょう。みなさんはお茶を飲みますか?ちなみに筆者は紅茶よりもコーヒーが好きです。冷戦の西側(アメリカ)はコーヒー、東側(ソ連)は紅茶が好まれていたので、筆者は生来から「西武」の気質が備わっているのかもしれません。
でも実際の「西武」には茶畑が広がっていました。どうでもいい話です。
入間=「茶」という印象はどこまで根付いているのでしょうか?「狭山茶」とは埼玉県下で作られる全てのお茶の総称ですが、紛らわしいことにその主産地は狭山市ではなく、入間市です。「狭山」という地名は、なんとも曖昧なものです。
一度街を抜け出せば、広大な茶畑が広がっています。とても綺麗に整備されていて、まさに壮観です。周囲に生えている草や木の葉の緑とはどこか違う、この何とも言えない美しい色合いに見とれてしまいます。
筆者は自転車で行きましたが、公共交通の便はなかなか悪いという気がしました。アウトレットモールからだと比較的近いですが、徒歩だとやはり遠いです。車で回るのが一番です。
お茶は静岡や、宇治、鹿児島も有名ですが、人生で一度は入間の茶畑を見る価値はあると思っています。近くの桜山展望台に登った先から見渡した茶畑は、もう写真を撮るのを忘れてしまうほど美しい光景でした(実際には充電が切れてしまっただけですが……。)
- 西武池袋線/入間駅 車 20分
- 西武池袋線/仏子駅 車 15分
おわりに
入間市の魅力は伝わったでしょうか?
普段は行かないような場所だからこそ、一般には知られざる魅力を知ることができます。筆者も何気なく行ってみたのですが、とても満足して旅行を終えることができました。
もちろん今回ご紹介した入間以外にも、まだ皆さんが知らない西武の魅力がたくさんあると思います!
夏休み、まだまだ暇な大学生はぜひGo Toしてみてください!
それではまた!
(文/じの)