早稲田大学の最寄り駅はどこ?キャンパスに通うのに便利な駅を3つご紹介

大隈像
春の穏やかな日和、大学に近い神田川の桜が舞い散る今日この頃……。
現・高校三年生の皆さん!卒業おめでとうございます!
この3月、4月の時期は新生活の準備に追われてる人も多いと思います。一人暮らし、学生寮、ルームシェアなど様々な形がありますが、早く新しい町に馴染めるといいですね。
大学の入学式は昨年と引き続き、静かに執り行われることでしょう。私の在籍する早稲田大学では「7割」の対面授業を目指していますが「※ 変更する可能性もあります。」という但し書きがついています……。
このような先の見えない状況で、キャンパス周辺に引っ越すべきか迷っている方も多いのではないでしょうか!
今回はそんな方に向けて、早稲田大学の最寄り3駅の魅力をご紹介します!
最寄駅:早稲田駅(東京メトロ東西線)

・大学まで徒歩5分
まずは、東京メトロの「早稲田駅」からご紹介します。
早稲田大学の最寄駅といえば、この駅です。「早稲田駅」は都電荒川線にもありますが、唐田メトロのがキャンパスに近く、利用者も多いです。
入試やオープンキャンパス際にも、この駅を使っている人が多いのではないでしょうか?早大生の溜まり場「高田馬場駅(JR)(西武新宿線)」まで一駅という抜群のアクセスの良さも魅力的です。
魅力① キャンパス(早稲田・戸山)が近い!

早稲田駅(東京メトロ)の魅力は、何といってもキャンパスが近いことにあるでしょう。
早稲田には大隈講堂がある早稲田キャンパス(通称本キャン)、戸山キャンパス(通称文キャン)、西早稲田キャンパス(通称理工キャン)、所沢キャンパス、東伏見キャンパスの5つがあります。
その中でも、早稲田駅(東京メトロ)は、早稲田キャンパスと戸山キャンパスに近いです。
特に戸山キャンパスの横には「学生会館」と呼ばれるサークル棟が存在します。大学公認サークルの部室が立ち並んでいて、多くの学生で賑わっています。
「学生会館」は音楽系やダンス系のサークルが練習する場にもなっています。朝練のために前泊する人もたくさんいるみたいです。家とキャンパスが近いと、忘れ物を取りにいったりもできるので便利ですね!
(右奥の建物が「学生会館」)
最寄り駅とキャンパスが近いことは、他にもメリットがあります。
まず、移動時間を短縮できることです。移動時間が短くなれば、授業やサークルに顔を出すのも容易になり、遅刻も減ります。
また、埼玉や神奈川、千葉などから通っている人を泊めてあげるというのも醍醐味です。今はコロナ対策のために自粛中ですが、一度くらい大学生はワンルームでお酒を飲み明かすという体験をしておきたいところです……。
魅力② “ワセメシ”を堪能できる!

大学周辺のいわゆる”ワセメシ”を堪能できると言うのも大きな魅力でしょう。
早稲田の街には、大学生向けに大盛りを提供してくれる定食屋や、勉強や作業に集中できるおしゃれなカフェがたくさんあります。
キャンパスに人が多い時は、並んで食べなければならない店もあります。なので安い学食や、コンビニで食事を済ませてしまう学生も多くいます。その点、キャンパス周辺に住めば、いつでも気軽にお店に通えて便利ですね

(MILESTONE EXPRESS PORTABLE 2021)
早稲田大学情報誌のマイルストーンの付録である「EXPO 2021」はワセメシを堪能するガイドブックです。ほとんど全ての店情報を網羅していて、営業時間やレビューなどの情報が満載です!
良い”ワセメシ”を知っていれば、友達や後輩に紹介してあげることもできます。ぜひ、全店舗回り尽くす勢いで、ワセメシを堪能してみてくださいね。
参考までに、早稲田周辺のワセメシを食べ尽くした筆者が「ここだけは外せない」というお店をご紹介します。
- 図星
- どんぴしゃり
- 麺爺
- キッチン ミキ
- えん屋(つけ麺)
- ターリー屋
▶︎ 参考記事:「#春から早稲田」 は買うべき!早大生のための情報誌「マイルストーン」って知ってる?
コラム: 穴八幡宮に行こう

戸山キャンパス目の前
早稲田駅のすぐ目の前には、穴八幡宮という神社があります。
穴八幡宮は1062年に創建された由緒正しき神社です。応神天皇・仲哀天皇・神功皇后を祀っています。
大学に近すぎて、むしろ行ったことがない人も多いくらいだと思います。夏休み期間中である9月15日には例大祭が開かれ、冬至の日には冬至祭で行列ができます。その時は的屋が出るので、ぜひ友達と行ってみてください。
早稲田大学出身の小説家・五木寛之が「穴八幡の床下で寝ていて追い出された」という、少し笑ってしまうエピソードも残されています。
ぜひ、早稲田の伝統に触れてみてください。
最寄駅:早稲田駅(都電荒川線)

・大学まで徒歩10分
次に紹介するのは、早稲田駅(都電荒川線)です。
東京メトロ早稲田駅と駅の名前は一緒ですが、路線が異なります。都電荒川線は、いわゆる「チンチン電車」と呼ばれる路面電車になります。
長崎や熊本、広島や岡山のご出身の方は、路面電車に愛着があるのではないでしょうか。
ぜひ「じゃない方」の早稲田駅も、視野に入れてみてください。
魅力① 池袋・王子・町屋などに行ける!

都電荒川線に乗って、池袋、王子、町屋などに行けます。どこも風情のある、いい街ですね。
値段は行き先に関係なく、大人170円、小児90円になります。早稲田駅(東京メトロ)で、池袋・王子に行くには、一回山手線で乗り換えなければならないので、300円ほどかかってしまいます。
また池袋駅や王子駅は、高速バスの乗り場になっていることが多いです。地方に帰省する方や、都外へ旅行したい方などには便利だと思います。
ちなみに、都電荒川線沿いを舞台にした小説には、文化構想学部教授である堀江敏幸先生の『いつか王子駅で』があります。自身が早稲田の学生だった経験が濃縮された、素晴らしい小説です。ぜひ、興味があったらそちらもチェックしてみてください。
魅力② 早稲田中央図書館が近い!

QUAE SIT SAPIENTIA DISCE LEGENDO(知恵の何たるかを読むことによって学べ):入り口
早稲田大学の「中央図書館」に近いというメリットは大きいでしょう。中央図書館は、早稲田駅(東京メトロ)や大隈講堂からは少し距離があります。
普段は本を読まない方や、あまり熱心に研究するつもりがない方でも、レポートや論文を書くにあたって必ず図書館に行きます。指定された文献から引用するように、という指示が出た時には、本屋や図書館から探さなくてはなりません。

早稲田大学には、戸山図書館や理工図書館、所沢図書館などもありますが、この中央図書館がメインの図書館になります。
蔵書数は508万冊で、日本最大規模です。他の図書館にはないが、中央図書館にだけ貯蔵されているということも多いです。
魅力③ 落ち着いている
都電荒川線沿線には、閑静な住宅街が広がっています。
早稲田周辺は学生が多いイメージですが、都電荒川線沿いには居酒屋や飲食店が少ないので、昼も夜も静かです。
早稲田駅(東京メトロ)や高田馬場周辺は居酒屋が多いので、深夜になっても出歩いたり、大声を出したりしている大学生が大勢います。
そのため静かに読書をしたり、勉強したりしたりしたい人は、この早稲田駅(都電荒川線)の周辺に住んでみてはいかがでしょうか。
最寄駅:江戸川橋駅(東京メトロ有楽町線)

・大学まで徒歩15分
次にご紹介するのは、江戸川橋駅(東京メトロ有楽町線)です。
この駅を知らない人も多いのではないでしょうか。早稲田大学の中でも、普段からこの駅を使用している人は少ないように思います。
駅周辺の飲食店にはサラリーマンや主婦の方も多く、学生は少ない印象です。
しかし、江戸川橋駅周辺には公園があったり、清らかな神田川が流れていたりと、魅力もいっぱい詰まっているのです。
魅力① 池袋・有楽町などに直通!

(東京メトロ:路線・駅の情報)
まず、江戸川橋駅に住む大きなメリットとして、東京メトロ有楽町線を使って池袋や有楽町に行けるという点があります。
池袋には様々なアパレルや商業施設、映画館などがあるので、若者がたくさんいます。また有楽町線は西武池袋線と直通になっているので、1本で所沢や入間、秩父に行くことができるのです。
また、有楽町は銀座にも近く、大人向けのショップやオフィスビルが立ち並んでいます。学生の時からバイトやインターンで丸の内周辺に行く人や、就活でその方面の場所に行くことが多い人は便利かもしれません。
魅力② 江戸川公園が近い!

駅の近くに、江戸川公園があるのも大きな魅力です。
江戸川公園は、1984年に作られた緑豊かな公園です。沿道は横長で、公園内のソメイヨシノは春に開花して美しいです。

特に休日は、家族連れが多いです。子供たちが遊んでいるのを眺めながら、のほほーんと読書をするのも良いでしょう。
また、ランニングのコースとして利用している人も多いです。大学生は運動不足になりがちなので、ぜひこの公園を活用してみてはいかがでしょうか。
魅力③ 神田川が近い!

神田川が近いと言うことは、個人的には魅力だと思っています。
神田川といえば「あなたもう 忘れたかしら〜」で始まる有名な歌謡曲がありますよね。昔ながらの青春を思わす、渋い曲です。あなたはもう忘れたかしら?
神田川沿いにはソメイヨシノが植えられています。春には満開に咲き誇って、散れば神田川一面が花びらで埋め尽くされます。

『神田川』の曲にもありますが、70年代は赤い手ぬぐいをマフラーにしていたらしいですね。では今の大学生は赤いマスクをするのでしょうか。どうでも良いことです。
その他の駅
何も、絶対にキャンパスの最寄り駅に住む必要はありません。
この記事でご紹介した駅以外にも、住みやすい駅はたくさんあるのです。
最後に、早稲田大学に通うのに便利な第6最寄駅以外の駅をご紹介していきたいと思います。
西武新宿線の駅(中井・上石神井)

(西武鉄道:西武新宿線のご案内)
早稲田大学に通う人の中には、西武新宿線沿線に住んでいる人も多いです。
何故かというと西武新宿線には、東西線早稲田駅の中継地かつ早大生のたまり場「高田馬場駅」があるからです。
高田馬場には早稲田駅周辺よりも飲食店が多い上、山手線で新宿や池袋などにも遊びに行きやすいです。
ここでは全部を紹介しきれませんが、西武新宿線で住みやすく、大学生が多く住んでいる駅を以下に羅列してみます。
- 中井
- 上石神井
- 東伏見
- 小平
東西線の駅(中野・神楽坂)

(画像:ウィキペディア)
最後に、早稲田駅と直通する東西線の各駅ご紹介します。
東西線は、読んで字のごとく東京を東から西を横断するように地下鉄が走っています。
そして、JR中央線とつながっている電車もあるので、中野や吉祥寺、三鷹などへも行けます。
ただ、早稲田大学に通うにあたって、あまり早稲田から遠すぎる駅はお勧めしません。
そこでおすすめするのが、以下の二駅です。
- 神楽坂
- 中野
神楽坂
早稲田の隣、神楽坂に住むというのもおすすめです。
神楽坂はターミナル駅である飯田橋駅と近いですし、おしゃれなカフェや雑貨屋さんが多く立ち並んでいます。早稲田駅周辺よりもおしゃれ水準は高く、神楽坂に住みたいと考えている人は意外と多いのです。
東京理科大のキャンパスもあるので、大学生も比較的多いです。早稲田生だからこそ、早稲田とはひと味変わった大学生活を送ってみませんか?
中野

(写真提供:ねも)
最後にご紹介するのは、中野駅です。
中野駅は、東西線と中央線の両方の駅があります。つまり中央線に乗り換える必要がないので、乗車料が比較的安くなります。

(写真提供:ねも)
中野は、中野ブロードウェイと呼ばれる商業施設があったり、飲み屋が多かったり賑やかな街です。
そして中野には何より、早稲田大学最大規模の学生寮WISHがあります。そのため中野に住んでいる早稲田生は、実は多いのです。「自分だけ中野に住むのは寂しい……」といった心配は無用なので、ぜひ住んでみてください!
▶︎参考記事:【意外と知らない】学生寮での生活って、実際どーなの?! ~早稲田大学国際学生寮WISHの場合~
まとめ
本記事では、早稲田大学の最寄り3駅と関連情報をご紹介しました。
大学の対面授業が進まない中で、引越しに渋っている新入生は多いでしょう。しかし早稲田大学周辺はとても素敵な街なので、ぜひ前向きに検討して欲しいと思っています!
神田川沿いのソメイヨシノは満開になりました。去年(2020年)に早稲田に住み始めた筆者は、1人でも多くの方に早稲田の良さを知って欲しいと思っています。
桜が満開な川沿いを一緒に歩けるような、素敵な出会いがあるといいですね。
ここまで読んでくれた方は、ありがとうございました!
(文/ じの)