ハンドドリップでコーヒーを淹れてみよう!【コーヒー生活入門②】

⓪はじめに
こんにちは!おうち時間を絶賛満喫中のがくよむライターねもです。
前回から2回にわたって、みなさんに【QOL爆上げ術】として”コーヒーのハンドドリップ”を紹介しています。
コーヒー好きなら誰もが一度は憧れるハンドドリップ。実生活の中にハンドドリップでコーヒーを淹れる習慣が組み込まれると、QOLの爆上がりは間違いなし。しかし、いざやってみようとすると……
・ハンドドリップをするにあたって、器具が沢山あって何を買えばいいのか分からない
・器具を買い揃えたとしても、ハンドドリップの方法がよく分からない
という問題に直面する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、この連載記事【コーヒー生活入門】では、より多くのコーヒー好きの方にハンドドリップを楽しんでもらうべく、上記2点の疑問に徹底的にお答えしていきたいと思います!
第2回である今回の記事では、ハンドドリップの方法について、簡単にできるコツを交えて解説します。
それでは引き続き、みなさんを美味しいコーヒーの世界へお連れしましょう。
ちょっぴりオシャレなコーヒー生活を楽しんでみたい方、必見です!!
①コーヒー豆を購入する
全てのコーヒードリップは、コーヒー豆を購入するところから始まります。
これまでコーヒーを自分で淹れたことがない方にとっては、コーヒー豆の購入というものは馴染みの浅いものですよね。「そもそもコーヒー豆なんてどこに売っているの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
コーヒー豆、実は身近な場所で販売されているので、簡単に購入することができます。
最もわかりやすいのは、スターバックスやタリーズ、ドトールといった大手コーヒーチェーン店です。大抵、オシャレな袋に入ったコーヒー豆がレジの前に陳列されています。お茶をするついでに豆を買って帰ることができます。
購入時にお店の電動ミルで挽いてくれるお店がほとんどなのでミルを持っていなくても安心ですし、何よりお店で使われているのと同じ豆で淹れたコーヒーを自宅でも飲める、というのが良いですよね。
筆者は中目黒のスターバックス・リザーブ・ロースタリーで焙煎されている「TOKYO ROAST」をスターバックスで購入することが多いです。
https://product.starbucks.co.jp/beans/medium/4524785379572/
コーヒーチェーン店よりも安く豆を購入できるのが、カルディをはじめとする輸入食品店や成城石井のような”ちょっと良いスーパー”です。
筆者は中野に住んでいた時は、近所のカルディオリジナルの「プレミアムブレンド」という豆を買っていました。現在は高田馬場に引っ越したので、成城石井で「成城石井ブレンド」という豆を買っています。
カルディも成城石井も、ほとんどのお店で豆を挽いてもらうことができます。
https://www.seijoishii.com/d/12449
②お湯を沸かす・豆を挽く

ハンドドリップは熱湯でコーヒーを抽出する方法なので、飲みたい量(よりもほんの少し多いぐらい)のお湯を沸かします。
お店で挽いてもらう場合は必要ありませんが、挽かずに豆を購入した場合、自分で豆を挽かねばなりません。
購入してきた豆の袋を開封してキャニスターに移したら、飲みたい量に合わせてメジャースプーンで豆を掬い、ミルの上受け皿に移します。
そして、ハンドルを回して丁寧に挽いていく。
ハンドルが空転するまで挽いたら、粉受けに挽きたてのコーヒー粉が溜まっています。
だいたいお湯が沸騰するまでの時間と豆が挽き終わる時間が同じなので、同時並行で作業を進めると良いでしょう。
③ドリッパー、サーバーをお湯で温める。
ドリッパーをサーバー(サーバーを使わない場合はマグカップ)の上にセットしたら、ドリップの下準備をします。
ドリッパーとサーバー(マグカップ)が冷えた状態だと、抽出したコーヒーが急激な温度変化にさらされ、風味が失われて雑味が増してしまいます。それを防ぐために、ドリップし始める前にドリッパーとサーバー(マグカップ)に少しだけお湯を注ぎ、温めます。この行程は意外と大事なので、必ず行うようにしましょう。
④ドリッパーにペーパーフィルターをセットする

温まったドリッパーの上にペーパーフィルターをセットします。
フィルターはドリッパーの壁にぴったりと隙間なく張り付くようにしましょう。
フィルターがセットできたら、その上に満を持してミルの粉受け(あるいはキャニスター)からコーヒー粉を移し、平らにします。

⑤蒸らす

いよいよここからが本番です。
平らになったコーヒー粉の全体がギリギリ湿るぐらいの少量のお湯を注ぎ入れ、20秒ほど蒸らします。
この時、湯量が多すぎても少なすぎてもいけません。また、全体が満遍なく湿るように、お湯を注ぐときにはゆっくりとケトルを回すことを忘れずに。
⑥抽出する

20秒ほど蒸らしたら、本格的にお湯を注ぎ入れていきます。
今度は全体にお湯を回しかけるのではなく、ドリッパーの中心から10円玉ぐらいのサイズの円を描くように、ケトルを回しながら、ゆっくりとお湯を注ぎ入れていきます。
蒸らしの加減とお湯を注ぎ入れるペースが丁度いいと、コーヒー粉がドーム状に膨らみます。このドームを破裂させないように細心の注意を払いながら、調節してお湯を注ぎ入れていきます。
何杯分のコーヒーを作る場合でも、だいたい3分でケトルの中のお湯を注ぎ切ることを目指して調整するのがコツです。

⑦抽出完了⇒ペーパーフィルターとドリッパーを引き上げる
ケトル内のお湯を注ぎ切ったら、ドリッパーをサーバー(マグカップ)から離します。抽出後のコーヒー粉が残ったペーパーフィルターはすぐにごみ箱に捨て、ドリッパーについた雫は拭き取っておきましょう(どうせ後でサーバーやカップを洗うことになるので、ちゃんと洗うのはその時でヨシ)。
⑧(サーバーに抽出した場合は)サーバーからカップに注ぐ
数杯分のコーヒーが溜まったサーバーから、一杯分ずつ、カップにコーヒーを注いでいきます。このとき、サーバーの中でコーヒーの濃さに差が生じている場合があるので、サーバーを軽くゆすってあげると良いでしょう。

⑨ゆっくりと時間をかけて、至福の一杯を楽しむ
あとは抽出したコーヒーを味わうだけです。チョコレートやクッキーなどと一緒に飲むと、より一層コーヒーの旨味が引き立ちます。
まとめ:最小限のポイントを押さえれば、美味しいコーヒーを淹れることは難しいことじゃない
コーヒーのハンドドリップの手順について、工程ごとに説明をしていきました。
コーヒーを専門的に勉強した人が書いた記事であればもっと詳細なポイントに言及されていることもあります。しかし、この記事に書かれているポイントを押さえておいていただければ、まず間違いなくそこそこに美味しいコーヒーを淹れられます。
ふとコーヒーが飲みたくなったのなら、あまり難しいことは考えずにコーヒードリップを楽しんでいただければと思います。
「もっと蒸らし時間や抽出加減にこだわりたい」とか、「豆に合わせたドリップがしたい」というような”欲”が出てきたら、その時にあらためてコーヒーについて勉強されるのが良いのではないでしょうか。
この記事で解説した基本的な淹れ方を入口として、皆さんの素敵なコーヒーライフが始まることを願っています。
〈文/ねも〉