【週末のぶらっと旅に】東京の秘境“伊豆大島”の魅力!!
東京から最短約1時間30分の距離にある伊豆大島。
遠いようで意外と近いその島には、たくさんの知られざる魅力があります。
今回は伊豆大島に行きすぎて、港町のカフェの店長に「島の関係者なの?」と聞かれた筆者が、週末の1泊2日で楽しむことができる観光スポットを紹介します!
1.椿ガーデン
伊豆大島の特産品の1つに椿があります。
なんでも風の強い島では、建築物を立てるための風除けとして強くて密度の高い樹木が必須だったらしく、そこで選ばれたのが椿だったというわけです。
現在も島の至る所に椿が生えており、その中に「椿ガーデン」と言う場所があります。
椿ガーデンという名前ですが、決して椿だけが咲き誇っているわけではありません。
季節ごとにアジサイやオオシマザクラなど、様々な花が庭園を彩ります。
そのため、どの時期でもおすすめできるスポットとなっているんです!
椿ガーデンで味わえる体験はこれだけではありません!
人間なら誰しも、時には黄昏たくなる時がありますよね。
そんな時、この庭園では「広い草原で海を眺めながら物思いに耽る」という極上の体験を味わうことができます。(祝日・休日でもほとんど人のいない隠れ名所です…!)
広い草原を一人、もしくは旅仲間と独占したら、普段はできないようなことが色々できちゃいます。
海に向かって思いの限りを叫んだり、普段恥ずかしくてできないポーズで写真を撮ったり…。
可能性は無限大ですよ!!
さらに順路の最後の方では、たくさんのうさぎと触れ合うこともできます。
花々に囲まれ、広大な草原から海を臨み、うさぎと触れ合う。
そんな夢のような体験を皆さんも味わってみてはいかがでしょうか。
2 .サンセットパームライン
夕焼けはいつの世でも人を魅了してきました。
中でも、海に沈みゆく赤い太陽には言葉に表せないほどの美しさがありますよね。
伊豆大島の西海岸を縦断するサンセットパームラインはその名の通り、そんな夕焼けの美しさを存分に味わうことができるスポットとなっています。
しかもこのスポットには、他の夕日の名所には真似できない特徴が。
それは海岸が主に黒、もしくは赤い岩石で成り立っていることです。(上の写真の地面は黒色ですね!)
伊豆大島は大昔に火山の噴火でできた島なので、海に冷やされたマグマが黒い岩となって、今でも海岸を独特の風景にしています。
他にも夕焼けと混ざり合うかのような美しい赤色の岩もあります。
中でも有名なのはこの「赤禿」です。
こちらも火山性の岩で、含まれている鉄が酸化したことであかくなっているそう。
そしてサンセットパームラインの南端あたりには、「浜の湯」という露天風呂もあります。

沈む夕日を温泉でゆったりしながら眺める。そんな過ごし方もおすすめです!
このようにサンセットパームラインでは、類を見ない美しい日の入りを、様々な方法で見ることができます。
ふらりとジェット船で島に訪れ、日々の生活に疲れた心や体を癒してみてはいかがでしょうか。
3.裏砂漠
実は日本にも、一箇所だけ砂漠があることをご存知でしょうか?
その「国内唯一の砂漠」というのが、伊豆大島の三原山裏にある「裏砂漠」です。
とは言っても、ここは砂漠と聞いて一般的に想像されるような雰囲気の場所ではありません。
火山の噴火で植物がなくなり、さらに火山灰が降り積もったことでできた《黒い砂漠》なんです。

三原山を下りたどり着く一面黒の世界は、まるで異国の人里離れた秘境のよう。
下るにつれて砂漠越しに海が見え始め、それと同時に植生が豊かになっていき、最終的には森の中を歩くことになります。
山・砂漠・海・森という、さながら地球のすべてとも言えるような光景を見ることができる場所は、他ではなかなかありません!
ここでしか触れ合えない自然を、みなさんにもぜひ味わってみて欲しいです。
最後に、ここまでで詳しく触れられなかった魅力的な場所を、画像付きで軽く紹介します。
観光喫茶MOMOMOMO

島の港町にある観光喫茶で、今年の6月に創業1周年を迎えています。
レトロな雰囲気の店内では、店長のお気に入りのレコードが再生されており、シックな雰囲気が味わえる場所です。
店長は3ヶ月に一回しか行かない筆者の顔を覚えている凄まじい記憶力の持ち主で、様々な島の面白い話をしてくれます。
三原山
島の中心にある三原山は内輪と外輪に分かれていて、標高は758m。
途中までは観光バスが出ているため、大体3.5〜4時間くらいで見て回ることができます。
山頂から見える裏砂漠と海は絶景です。
貝の博物館(ぱれ・らめーる)
全国でも珍しい、貝をメインに展示している博物館です。
世界各地の貝が集まっており、その他にも伊豆諸島の特殊な貝の展示も行われている場所となっています。
最後に
今回は、伊豆大島の魅力的な場所を紹介しました!!
東京からであれば最短約1時間30分で行くことが可能で、あまり大きくない島なので1泊2日で十分に見て回ることができます。
観光業が栄えているからか島民の方々が皆優しく、ついついまた行きたくなる魅力たっぷりな土地なので、週末の旅行に是非いかがでしょうか!!
伊豆大島に行くためのジェット船、客船の予約は東海汽船ホームページから。
※2021年12月28日帰着の分までは格安の「東京くさやきっぷ」というプランで伊豆大島に行くことが可能です!(東海汽船のキャンペーン案内を開きます)
(文/はやと)